《ミハイロ ペトロヴィッチ監督》
まずは両チームの選手、90分間戦った選手たちを褒めたい。きょうのゲームは非常に気温が上がった中で、最後まで力を出し切ってくれた。浦和レッズとしては非常にプレッシャーのあるゲームだった。なぜならば、勝利をしなければいけないゲームだからだ。
加えて、ヴァンフォーレ甲府は、特別に守備的な戦術を取ってくるチーム。そこに対して自分たちが戦い、勝利を収めることは簡単でない。甲府は特にバイタルエリア、ペナルティエリアの幅を重点的に固めてくると分析していたが、そこを突破するのは簡単ではない。だからこそ、サイドから崩していく、それを狙いとして考えていた。
サイドからの攻撃を1つ目のポイントとするならば、2つ目は相手の「10番」ドゥドゥ選手をしっかりと抑えること。ドゥドゥ選手に落ち着いた形でキープされると、相手のカウンター攻撃を食らってしまう。相手には13番(河本明人)、14番(田中佑昌)、あるいは23番(稲垣祥)と後ろから飛び出してくる選手がいる。そういう選手たちが飛び出してくるようなカウンター攻撃の機会を与えてしまえば、危険だ。だからこそ、攻撃を仕掛けている時もしっかりと相手の残っている選手をケアすることを伝えていた。攻めている中でセカンドボールをひろっていく、それを2つ目のポイントにしていた。
サイドからの攻撃から得点できたし、相手にあまり危険なカウンターチャンスを多く与えなかったことに対しては、狙いを持った戦いの中で勝利できた試合だ。内容的に言えば、もっと内容を上げられるチームだと思っているが、こういう気温の中、厳しい状況だったが、集中力をもって、規律をもって、勝利を収めるというミッションを成し遂げてくれた。
(有賀久子)
2024/12/28
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