《ミハイロ ペトロヴィッチ監督》
試合の入りは良かった。われわれは早い段階で先制できた。その後、2点目、3点目取るチャンスはあった。その中で30分過ぎからボールをつなげなかった、あるいはボールを前に蹴るだけになってしまった。リードする中、鹿島アントラーズが攻勢に回るうちに、守りに入ってしまった。本来なら相手の守備を外していくことを伝えたが、前半の途中から自分たちのサッカーができずにいた。
ハーフタイムで選手には、前へボールを蹴るのではなく後ろから組み立てるようにと伝えた。後半、改善されたが、時間が進むにつれて運動量が落ち、あるいは球際で負けてしまう場面が多くなった。終わりの15分。槙野を上げて2トップにして、ロングボールやサイドから攻撃を仕掛けたが、もう少し落ち着いていれば、体力的に残っていれば、得点が入ったかもしれなかったが、できなかった。
スポーツに関わる者として、鹿島の優勝にはおめでとうと言いたい。アウェイで1-0の勝利を収め、きょうは1-2で負けてしまった。だが私は合わせて2-2の引き分けだと思っている。レギュレーション上負けてしまったが、われわれは1勝1敗と結果で負けていない。
力が拮抗(きっこう)した同士の一発勝負ではどちらが勝ってもおかしくないゲーム。やはりタイトルが懸かるゲームで負けてしまった。選手は残念な気持ちでいっぱいであり、スタッフ、サポーター、全ての関わる人たちは残念に思っている。ただ、このチームを率いる監督として、違う見方をしており、そのことを示さなければならない。私はこう思う。選手、スタッフ、クラブ、サポーター、全ての人に言いたい。浦和レッズは今季、素晴らしいシーズンを送った。全ての人に感謝したい。私はみんなを誇りに思う。過ごしたシーズンは下を向く結果でない。胸を張っていい結果だ。もし、この結果を批判するなら、私に向けてほしい。
(佐藤亮太)
2024/12/28
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