《ミハイロ ペトロヴィッチ監督》
6万近く入ったホームで敗れれば、非常に痛い敗戦である。試合を通しては、8割くらいは相手コートでゲームを進んだのではないかと思う。ただ、鹿島戦にはよくあるが、不運な形で先に失点してしまうと、その後のゲーム展開は簡単なものではない。ただ、決して悪い戦いではなかったというふうに私自身は思っている。
(得点の)チャンスもいくつかあったのではないかと思うし、あるいはもう少し判断や精度が良ければ決定的なチャンスにもつながった、そういうシーンも作れていたと思う。選手たちは、非常に厳しい状況での試合展開の中でも最後までしっかりと戦った。その姿勢は評価して良いと思っている。サッカーだから、こういう試合もある。選手たちは最後まで勝利を目指して戦ってくれたこと、彼らの、走り、そして戦う姿勢は、きょうもしっかりとできていた。
ここ3週間は連戦で、トレーニングらしいトレーニングを積めていないというのも、ここ2試合でなかなか得点というものに結び付かない原因の1つとしてあるかもしれない。レッズはトレーニングの中で繰り返し、繰り返し、反復することによって、複数の選手の連動性、あるはコンビネーション、アイディアというところで、相手から得点を奪っていくチームだ。それがリカバリーと試合を繰り返す中で少しずつズレていき、ここ2試合、なかなか得点に結びつかないところの微妙なズレにつながっているという風に思っている。
この試合から少し時間が空く中で、しっかりと落ち着いて、選手と私としっかりと話をしながら、練習しながら、修正していきたい。
今日敗れた相手、鹿島は非常に強いチームであると思う。日本でも1、2を争うチームだ。そのチーム相手にわれわれが見せた戦いは、決して悪いものであったとは全く思っていない。こうした戦いができているということは、チームとして試合に敗れはしたが、われわれは相手に劣るチームではない。敗れると、なかなかこういうことは納得してもらうことはできないと思うが。
何週間か前の勝利試合の後に私がコメントした。サッカーというのは非常に危険なスポーツである。今日は勝利し、大勝し、素晴らしいゲームであっても、そして、それがしばらくの間連勝して続いたとしても、こういった負けが続いてしまう。そういうことがあるのもサッカーである。そういう危険なスポーツである。
ただ、やはりここまでの流れの全体を見れば、ACLとリーグ戦と並行して戦っていく中で、われわれチームは非常に良い流れできていると私自身は思う。負けた後、連敗している時にこうコメントするのは心苦しいところだが、冷静に今の状況を見極め、長い1年のシーズンをマラソンに例えるならば、悪い走りではなく、むしろ良い走りができていると思っている。
負けて悔しい思いはある。だが、冷静に考えながら、今後チームをどういうふうに立て直していくのか判断して次に進みたい。連勝している時は皆さんから賞賛の言葉を受けたが、連敗する中では非難される対象だと思う。だが、サッカーは展開の早いスポーツである。われわれは負けをしっかりと受け止めた上で、次に向かってしっかりとした準備をしていく。
(有賀久子)
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