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レディース練習レポート|さあ!アジアの頂点へ!今夜、真剣勝負を目撃して頂きたい|レッズプレス!!

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さあ!アジアの頂点へ!今夜、真剣勝負を目撃して頂きたい

(有賀久子)

さあ!アジアの頂点へ!今夜、真剣勝負を目撃して頂きたい

『AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament Final』
アジアの女子サッカー界の頂点を決める、女子アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のプレ大会として位置付けられた本大会[AWCC]。決勝に挑むのは、現在、WEリーグ連覇を狙う三菱重工浦和レッズレディースと、女子Kリーグで11連覇中という強豪・仁川現代製鉄レッドエンジェルズ。

いよいよ今夜10日(金)18時、浦和駒場スタジアムで対決する。

現時点で4000枚ほどが発券されているという。

大型連休後の平日の夕方開催と、観戦にはハードルが高い条件であるが、是非とも、選手たちの戦う姿をスタンドから見届けて頂きたい。

理由は、シンプル。クラブチーム同士がアジアの頂点を決める歴史的な一戦であり、テクニック、フィジカルともに、日本と韓国を代表する両クラブが見せる真剣勝負は、代表戦以上の見応えがあると自信を持って推薦できるからだ。

この試合が、女子サッカーに関わるスタートになれば、この上ない幸せである。

AWCCは、昨年11月のグループステージに始まり、グループ1位同士が、きょうの日を迎えた。決勝は一時、AFCから一方的に理由など明かされないまま、開催中止が通達されていた。
だが、監督、選手を含む関係者の思い、サポーターの署名にも表れた思いが背中を押したか、協会との協議を経て、JFA、WEリーグ、浦和がホスト国に立候補し、浦和駒場での開催にいたった。そんな背景もまた、2チームが、この決勝戦を成功させたいという強い意志に、そして闘争心に繋がる。





きのう9日(木)は、さいたま市内で、それぞれに前日練習に臨み、昼前からは共同会見が行われた。浦和から楠瀬直木監督とキャプテンの柴田華絵、仁川からキム・ウンスク監督と、かつてINAC神戸レオネッサでプレーしたMF田中陽子が登壇。



田中と柴田は、年代別代表で共にプレーした同世代である。当時を取材する者としては、懐かしい顔が並び、楠瀬監督が会見の中で語った「(何年かぶりに、ピッチ上で再開できる場があるというのは)本当にスポーツをやっていて良かったなぁという出会いだったりする」という言葉が、グッと迫る。



楠瀬監督は、アジアの女子サッカーにもたらす意義を問われると、「私ごときが言うことではないかもしれないが、正直、当初、決勝戦が中止ということで、まだ、アジアの中でも、女子サッカーというのはそういう扱いなんだな、というのは、正直、感じた。しかし、いろいろな方の力によって今回出来る。我々はこれをチャンスとして、お互いに良いサッカーをして、アジアの女子サッカーも、こんなに楽しいんだぞ、強いんだぞ、良いんだぞ、ということを証明して、次の道、扉が開けるようなキッカケになれば、という意義を持って戦っていきたい」と語った。



柴田は「男子が、アジアで優勝した姿を私も見ているし、ファン・サポーターの方々の熱い声援、そういった力がすごく大きいなと感じている。優勝しないといけないチームであると思うので、“するんだ”ということではなく、“優勝します”という気持ち、意気込みで臨みたい」と宣言。

何よりも、両チーム、監督、選手の思いは、今夜のピッチで表現される。

大型連休後の、平日の夕方開催。それも急きょ決った日程。どの方にとっても、観戦はハードルが高い条件であると重々承知の上、是非とも、選手たちの戦う姿をスタンドから見届けて頂きたい。

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