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練習レポート

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大久保智明、組織として闘っていくことが必要

「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです



(有賀久子)



大久保智明、組織として闘っていくことが必要

練習の合間には、選手自身も積極的にSNSを更新している。大久保智明は、連日カフェで過ごす様子を伝えた。

大久保は、日本を発つ日の6月5日(木)の公開トレーニング終了後、チームを代表して大原サッカー場に集まった約500名のファン・サポーターにむけて挨拶。「行ってきます!」と元気な声を届けた。

大久保は「多くのファン・サポーターが来てくれて、浦和レッズというクラブが、世界で誇りを持って闘うことの力になれるように、という皆さんの気持ちを感じることが出来て嬉しかったです。FIFAクラブワールドカップは、それだけ楽しみにされている大会だと感じました」と振り返る。

Q:今日のトレーニング前に、ポートランド日本人学校に通う生徒や保護者、ポートランド日本領事館の方々、約100 名との交流もあったが。
大久保:ポートランドのことを知らない状態で来ましたけど、このような機会を作ってもらっ て、日本人の方が多く暮らしていることを知ることが出来ましたし、海外で、選手やスタッフ以外の日本人の方と触れ合うことが出来て、居心地の良さを感じることが出来ました。僕らが良い結果を残すことで、きょうお会いした方々や、ポートランドにお住まいの方が、少しでも誇りを持ってもらえるように、良い結果を出したいと思います。



Q:以前、インタビューで、この大会のレッズの結果でJリーグ全体の評価が変わるとも言っていました。実際にアメリカに来て、モチベーションはどうか?
大久保:まだ、試合にむけて思いつめるというタイミングではないですが、日程的な難しさもありながら、1つでも多く勝つことができれば、その分だけ、Jリーグ全体の価値を上げることが出来ると、アメリカに来てからも改めて思っています。

Q:今のチームに、前回大会のFIFAクラブワールドカップサウジアラビア2023への出場経験者は多くはありません。前回大会の経験値で生きることやチームに還元できることは?
大久保:素晴らしいチームを相手に、思うようにいかない時間の方が確実に多くある中で、その局面は1人の選手だけでは打開できるものではなく、組織として闘っていくことが必要になります。前半を0対0で終えてOKだというくらい、焦らずに割り切って、たとえば、85分守り切って、最後に泥臭く1点をとるというサッカーでも良いくらい、とにかく勝つことが重要です。だからこそ、うまくいかない時にフラストレーションを溜めないように、しっ かりとこだわりは持ちつつも、固執しすぎないことが大事になると思います。



Q:大久保選手自身、前回大会は怪我の影響もあって消化不良なところもあったと思うが。
大久保:言い訳になってしまうかもしれませんが、前回大会は、怪我をしている状況の中で、出来なかったプレーや、もう少し出来たと思うところはあったので、その思いをベストなコンディションで挑める今回大会にぶつけていきたいと思っています。

Q:前回大会の経験もあってこそ、今回大会はモチベーションが上がっているのか。
大久保:すごく楽しみですね。監督も、この大会は人生の中でも非常に重要な経験なので楽しむようにと言っていたので、楽しんで過ごしたいと思っています。

Q:試合まで時間はあるが、試合までどのように過ごしていきたいか。
大久保:アメリカに来る経験も初めてなので、まずは環境に慣れながら、試合が近づくにつれて、自分と向き合いながら試合を意識していき、良いコンディションで試合を迎えたいです。

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