90分間、浦和レッズが意識すること 全試合でチームを支える存在
「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです
(有賀久子)
90分間、浦和レッズが意識すること 全試合でチームを支える存在
7月18日(木)、マティアス監督がオンラインによる定例会見に臨んだ。先週は、この定例会見の中で、前日にブライアン リンセンが負傷したという残念なニュースが告げられたが、きのうお伝えした選手情報から、大きな変更はないとのこと。
20日(土)は、北海道コンサドーレ札幌との一戦を迎える。札幌は、マンツーマンでハイプレスをかけるチーム。マティアス監督は「京都に似ている部分がある」と触れる。「攻撃の時の1対1で相手をはがすことが出来れば、チャンスが開けてくる。相手のプレスをはがすというのがキーファクターになるだろう。たとえば、1対1でドリブルで抜くというのも1つの形だし、コンビネーションで崩していくというのも、もう1つ。そして、背後をつくというのもやり方の1つだと思います。そして、90分の流れの中でも、いろいろな時間帯があるけれど、状況が変化していく中でも、自分たちは、90分間、一貫したプレーができればと思っています。あと、暑い中、疲れを感じ始めているところで、集中力、注意力を切らさないということも、1つの能力だと思います。たくさんの要素があります」と札幌戦のポイントを挙げた。

相手をはがすことに長けている点で言えば、大久保智明や武田英寿、渡邊凌磨、そして松尾佑介が思い浮かぶ。前線に関しては、ようやく個性をどう組み合わせるかという観点で頭を悩ませることができるだろう。

今節こそ、勝ち点3を奪うために、攻守において攻撃的な姿勢を打ち出したい。定例会見の中で、マティアス監督にフル稼働中のマリウス ホイフ?ラーテンについて尋ねると「今シーズン、全試合に出ている、非常に強い選手だと思います。今シーズンに関しては、ビルドアップのところに積極的に参加するようになっていますので、そこが彼の成長した部分だと思います。そしてショルツが去ったことにより、さらにリーダーシップを発揮していると思います」と評価を与えた。
きのうのPHOTOレポでもピックアップしたように、今シーズンのマリウスは、プレー以外のところで、とても感情豊か、表情がクルクルと変わる。盛り上げ役と表現すると少々大袈裟かもしれないが、クール担当のようで、チームメートにちょっかいを出しつつ、とてもフレンドリーな姿勢を見せる。

プレー面では対話も多く、アレクサンダー ショルツに、佐藤瑶大に、井上黎生人。京都戦の最後は、伊藤敦樹とも組んだ。誰と組んでも、心強い存在になっている。そういった面でもリーダーシップが発揮されていると強く推せる。
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