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練習レポート

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今いる選手との戦いに集中〜マティアス監督定例会見

「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです



(有賀久子)



今いる選手との戦いに集中〜マティアス監督定例会見

6月28日(金)、マティアス監督がオンライン会見に臨み、明後日30日(日)にホーム埼スタで行われるJ1リーグ第21節・ジュビロ磐田戦にむけて、コメントした。まず、監督自身がメッセージを出し、その後、質疑応答へ。

冒頭の監督のメッセージで、移籍のため、チームを離脱した酒井宏樹や岩尾憲の話題に触れられるかと思ったが、名古屋戦の振り返りと磐田戦に視点を置いていた。今いる選手との戦いに集中していた。

しかしながら、磐田戦の注意点と共に、話を聞いた。また、その他の質問では、気になるキャプテンや二田理央加入を含めたところで、チームの世代交代に関しての質問も出た。キャプテンについては「しっかりとプランは練ってある。また、正式にそれをアナウンスしたい」と話し、名古屋戦でメンバー外となったショルツについては「ショルツに関しては、まだ決まっていない」と語った。

《ペア マティアス ヘグモ監督》
名古屋グランパス戦が終わって、翌日に新幹線で帰ってきました。きのう、きょうと、練習している選手たちと、試合からのリカバリーをしている選手たちがいましたので、2グループに分けて、(練習を)行なっています。
本日は、試合後のフィードバックを選手たちに行いました。また、ジュビロ磐田の分析も紹介しました。我々が、試合のフィードバックを行う時は、もちろん、その試合を振り返るという作業でもありますけれど、同時に、次の試合にむけての準備でもあります。
この前の試合後の会見でも言いましたけれど、名古屋のスタジアムで、自分たちのゲームがプレーできたというのは良かったと思います。前・後半を通じて、ゲームコントロールできていたと思います。
相手に、ほぼチャンスを作らせませんでした。背後のスペースを、こちらが流れをコントロールしている中でつく、というところが、より良い形で出てくるようになりました。そういう背後のスペースをつくだけではなく、後ろから繋ぐというところもできていました。どこのスペースを使うのか、という読みの部分が良くなってきていると思います。
たとえば、得点の場面でも、ダイレクトに背後に抜けて、そのあと、セカンドボールを回収して、クロスからのゴールでした。クロスの場面では、4人、5人、もしくは6人、ペナルティエリアに侵入しているという場面がありました。チャンスを得点に繋げる、という決定率は上げていかなければいけないと思います。
今までのところでも、31得点ということで、得点を見れば、リーグで3位です。でも、今まで作ってきた決定機の数を考えれば、もっと点をとっていても良かったのかな、と思います。チームとして、1つ、改善点があるとすれば、高い位置でボールを奪うところだと思います。それは、今シーズンの後半戦で向上させていきたいところです。磐田戦でも重要なところでしたし、1つのキーポイントになるところだと思います。
選手の状態に関して言えば、この前のスタメンは、日曜日にむけて準備ができていると思います。ハムストリングスのところで少し感じたタカ(関根貴大)と、足首をひねった(前田)直輝がどうかというところは状態を見ないといけません。サミュエルは、練習でよくなってきていた中で、少し発熱などがありましたので、明日の状態を見ないといけません。

ージュビロ磐田戦は、比較的、前回の対戦から日を経たずに迎えますが、磐田の注意点を教えて下さい
マティアス)前回の対戦から比較すると、何人か怪我人が出ていたりしますけれど、ジャーメイン良選手が戻ってきていたりします。最近の試合では、ローディフェンスが非常に得意なチームになってきていると思います。そして、そこからのカウンターができています。ラストサードに入れば、クロスを対応し、そこにストライカーたちが入って、アタックします。
我々が、ボールを持つ試合になるのかなと予測しています。ボールの前の動きが必要になってくると思います。サイドチェンジをしながら、1対1や2対1の場面を作りたいと思います。そして、バランス良くプレーしたいと思いますけれど、ここ最近の試合では、相手にあまりチャンスを作らせていないと思います。それでもディテールをつめるなど、改善できるところは守備でもあると思います。

ーチームは常に前に進んでいると思いますが、連戦の中で酒井宏樹選手や岩尾憲選手の移籍がありました。監督はどのように受けとめていますか?
マティアス)多くの若い選手がメンバーに入って、そこで発展しているという流れになっていると思います。(酒井)宏樹も、私が来た当初から、Aリーグでプレーする夢を持っているという話をしていました。良い形で、ここを去って、向こうに向かうということですね。

ー選手1人1人がキャプテンシーを持つというか、自立したところを求めているかと思うが、今いる選手、次のホームゲームでどんな戦いぶりを見せてもらいたいか
マティアス)練習の文化という意味でも、選手たちの姿勢は非常に良くなってきています。この前の試合でも、試合を支配するということを、全員が勇敢に行ったと思います。アウェイでもホームでも、支配できるということができていると思います。
そして、立ち上がりの瞬間から試合を支配するということをしないといけないと思います。ここ最近のホームゲームでは、支配するまでに、少し時間がかかってしまいました。そして、この試合でも先に点をとるということをしたいと思います。
前回のホームゲームでは、0対2から追いつくという、非常に良いものを見たと思いますけれど、(点を)とられて追いかけるのではなく、先に点をとると、より有利な流れになりますので、そうしたいと思っています。

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