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練習レポート

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[15日目]中島翔哉、刈りとりにいく守備から好攻撃に展開

「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです



(有賀久子)



中島翔哉、刈りとりにいく守備から好攻撃に展開

沖縄・金武町キャンプ15日目。


キャンプ地である金武町フットボールセンターは、午前練習開始の1時間前には、すでにピッチの芝は整えられ、散水したり、チームスタッフとコミュニケーションを図ったり、メディアを受け入れる準備をしたりと、常に万全の体制を整えてくれている。



グラウンドキーパー陣に、ここまでマティアス監督からの特別なリクエストはないそうだが、反対に「ファンタスティック!」という賞賛の言葉を寄せてくれたという。1月最終日。キャンプ終盤の1月31日(水)の午前練習は強度の高いゲーム練習の連続を、午後はチームビルディングを、実にメリハリのあるメニューが組まれた。

まずは、午前練習から。

コアトレーニングに始まり、ミニハードルやラダーなどを使ったサーキットトレーニング、鳥かご+ランを1セットにして3本、工夫が凝らされているフィジカルトレーニングが続く。



鳥かご1つを挙げても、見応えは十分だ。球ぎわに厳しく、パススピードは速く、ボールコントロールは正確に、という、公式戦で、最もベースとなるクオリティーが求められている。それは、外国籍選手だろうと、ユースチームの選手たちだろうと、変わらずに、だ。ただのボールまわしではない。意味をもってトレーニングを行う。ユースの選手には、チームに持ち帰ってもらいたい意識だ。



きょうは数名の選手が午前の全体練習をスキップしたが、2月2日(金)に、いよいよJ1勢・名古屋グランパスとの練習試合が予定されているため、コンディションがしっかりとコントロールされている証拠だ。グラウンドで、各々にコーチやトレーナーがついて調整を行っていた。
メインは、きょうもゲーム練習。



3チームに分かれ、それぞれのチームに指示が出され、対戦する。今回はまず、90秒を1ゲームとし、繰り返していく。モルテンコーチがゲームを止め、指示を送る場面も。きょうのゲーム練習を通して、出足の鋭さ、強度の高いプレーを見せたのは、インサイドハーフに入った中島翔哉だ。迫力をもって、ボールを刈りとりにいく守備で、何度も高い位置でのボール奪取に成功していた。また、ゴールが決まった後には、モルテンコーチのガッツポーズが飛び出し、「That's The Way!」と大きな声があがった。

最後は、ミニコートでゲーム練習。コート内の選手はフリータッチで、コート外に立つ選手をうまく使うことが求められた。外側の選手の関与は、あくまでも1タッチのみ。激しい攻防が続くも、監督やコーチングスタッフからは、もっとゲームに入りこむようにと促されていた。
ク?スタフソンは、一部のゲーム練習に参加。はたして名古屋戦でメンバー入りするか。キャンプ最終日のサガン鳥栖戦に合わせてくるか。気になるところだ。また、全体としても、きょう、名古屋戦を想定した確認事項も多かったが、それらが、主に守備面でどんな反応が出るのか。これは対外試合ではないと出てこない部分。注目だ。



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