「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです
浦和レッズはきょう午後5時から大原サッカー場で一般およびメディアむけての公開練習を行った。午後の公開練習は今季初となった。
まだまだ残暑は厳しいが、もうすぐで9月。
肌を突き刺すような日差しはだいぶやわらぎ、吹く風がいくぶん、涼しく感じられた。
最寄りのさいたま新都心から大原サッカー場までの約15分もあまり汗をかかずに来られるほどとなった。
夏休み最後の公開練習とあってスタンドはスズナリとなるなど、大盛況となった。
前節の湘南ベルマーレ戦で1−0の完封勝利を飾った浦和。
あとはほかのチームの試合が気になるところだが……こういうこともあるのかと驚いた。
首位・横浜F・マリノスは横浜FCに4‐1で惨敗。
2位ヴィッセル神戸はFC東京に2‐2のドロー。
3位の名古屋グランパスはセレッソ大阪に3‐1で負けるなど、上位3チームいずれも勝てなかった。
このことで、順位は以下の通りに、
1位 横浜FM 50
2位 神戸 49
3位 名古屋 45
4位 浦和 44
上位との差が縮まった。まさに天祐。おそらくもう来ないであろうチャンスを生かさなければならない。
「たしかにお付き合いすることが多かった」と土田尚史SD。お付き合いとはこちらが勝っても相手が勝ってしまい、勝点差が縮まらなかったことを意味しているが「これから。まだまだ」と気を引き締めていた。
そのなか、残りリーグ9試合をどう捉えればいいのか。
「勝つこと。まずは次の新潟に勝つこと」とアレキサンダー・ショルツ。名古屋戦、湘南戦とともに1−0ながら「とても良い1−0だった。ストライカーがしっかり決めて、DFたちのクリーンシートでみんなハッピーだった。ここ最近、エキサイティングな試合をしているので、そこは変えないようにしたい」と言えば、「残り9試合というより・・・勝点差が縮まった現実はあるが、あまり意識しない方がいい」と冷静に語った岩尾憲は「勝って勝ち点6に値する試合はあってももらえる試合はない。あくまで勝点3をもらえる試合をしたい。それがアウェイ・新潟戦。あまり上位がどうのこうといわず、目の前の試合に、いまこそフォーカスしなければならない」と岩尾らしい。
リーグでのアウェイゲームの勝利は19節・サガン鳥栖(7月1日)以来(21節C大阪 0−2・23節広島1−2)と3試合ぶりであることを踏まえ、岩尾は「スタッツやアタッキングデータを見る限り、アウェイで少し強度が落ちるところがある。多くの試合をこなすことであり得ること。次もアウェイということで自分たちの強度、ハードワークすること出せるかどうか、僕たちの課題、そして伸びしろとしてある」と残ったアウェイゲーム4試合でのテーマを語った。
9月はリーグ4試合に加え、ルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝2試合、そしてACLグループステージ 武漢三鎮とのアウェイゲームと7試合が待っており、「両睨み」ならぬ「三方睨み」となる。
岩尾の言うように、あまり意識せず、1試合1試合に目を向けるべきというのが陳腐だが最善なのかもしれない。
それにしてもなんというハードな日程。待つのは茨の道だ……。
『ケガ人情報:知念哲矢は左足負傷。全体練習後、ピッチで別メニュー。安部裕葵、別メニュー。酒井宏樹は体調不良。練習に姿を見せなかった』
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