「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです
浦和レッズからはリカルド・ロドリゲス監督、主将の西川周作が登壇。
フランクフルト オリバー・グラスナー監督は来日スケジュールの関係で出席できず、不在。
代わってフランクフルト マルクス・クレッシェ スポーツ執行役が、そしてチームを代表して長谷部誠が登壇した。
この試合が浦和の監督としてラストゲームとなるロドリゲス監督は「プレーが可能な選手はすべて全員起用したい。良い終わらせ方をしたい。フランクフルトは良いサッカーする戦う集団。代表などで不在の選手はいるが、どの選手も高いレベルにある。こちらはモチベーション高く試合ができる。最後の試合をいい形で終わらせたい」と意気込めば、主将・西川周作は「あすの試合は非常に楽しみ。いま若い選手がたくさんいるなか、今シーズンを戦った。フランクフルトのような素晴らしいチームと肌感覚でなにを感じられるかが大事。全力で勝利にむかって全員で戦いたい。監督が言われたように今季最後の試合。ホームでしっかり勝つ姿をみせ、1年をしめくくりたい。ハセさんがプレーしてくれることを願っています!!」とコメントを締めた。
一方、フランクフルトだが現在、リーグ4位。ヨーロッパチャンピオンズリーグではベスト16進出。ヨーロッパで注目されているチームのひとつだ。
そのフランクフルトのクレッシェ スポーツ執行役は「今回、はじめて日本でプレーする素晴らしい機会を得た。今回、観客のみなさんにも我々のサッカーを、よいプレーをみせたい」と話せば、長谷部は「フランクフルトが日本に来られることを非常に嬉しく思う。浦和は自分を育てたクラブ。その浦和と試合をできることを嬉しく思う。
浦和には若くて良い選手がいるので簡単にはいかない。しっかり準備をして(西川)周作が勝ちたいと話したので、こちらもしっかり勝ちたい」と語った。
その長谷部、先月12日に行われたヨーロッパチャンピオンズリーグ・トッテナム戦で負傷交代。ヒザの内側じん帯を損傷した。
出場が期待されるなか、長谷部は「100%のプレーはできない。ただ何分間、プレーできるかわからないが、監督と相談しながらピッチに立ちたい」と出場を示唆。
久しぶりの埼スタに「ピッチに立ったら、なにか感慨深いものがあると思う」と語った。
さらに西川は「ハセさんに点を決められないようにしたい」といえば、長谷部は「PKをもらったら、僕が蹴りたい。周作からゴールを奪いたい」と早くも火花を散らした。
ちなみにふたりの対戦は2007年リーグ4節・大分×浦和(4月1日)以来となる。
長谷部の出場。そしてゴールはあるか。
また会見後、先月20日、浦和レッズとフランクフルトとのパートナーシップ提携発表を受け、調印式が行われた。
立花洋一監督は「Jリーグにとってブンデスリーガはお手本になるリーグと深い関係をフランクフルトとの提携を通じ、日本とドイツでいろんな交流につながればいいし、実現することが我々の義務。サッカー、ビジネス両面で日本と架け橋となるようにしたい」と締結の意義を語った。
クレッシェ スポーツ執行役は「お互い利益になれるようなかたちでさまざまなことをしたい」と話すように今後は両クラブともに育成面、そして監督・コーチなどで情報交換する方針。提携関係はより濃くなるようだ。
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