「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです
18日(土)にホーム・埼玉スタジアムで行われる名古屋グランパス戦に向けて、浦和レッズFWアレックス・シャルクのオンライン会見が行われた。
3月下旬に加入後、シャルクは大忙しだ。
4月10日の明治安田J1第8節・FC東京戦でデビューを果たしたあと、タイで行われたACLグループステージでは3試合出場し3ゴール。その後、5月8日開催のJ1第12節・柏レイソル戦からリーグ戦6試合に出場してきた。うち5試合で先発。リーグ戦で得点はないものの、欠かせない選手になっている。
そしてこの代表ウイークで訪れた束の間のオフでは、銀座、渋谷に出かけTOKYOを満喫。また温泉施設にも行き、心身ともにリフレッシュした様子だ。
ヨーロッパ各リーグはこの時期はオフに入るが「サッカーを愛しているので試合を重ねたほうが自分はうれしい」とシャルク。
この中断期間では、得点力向上のため、戦術の見直し、組み合わせを含めた復習の時期にあてると指揮官は話していた。シャルクも同様に「ボックス内の味方との連係が必要。江坂、キャスパー、モーベルグ、関根とクリエイティブな選手とのコネクションが大事」と話すとともに「自分が危険なところに走り、左右両足で打てるのでそうしたプレーを見せたい」とゴールに直結するシーンを披露することを誓った。
約20分間のオンライン会見。通訳の関係で彼が話したのは実質10分程度だったが、シャルクの人柄が垣間見られた。
ACL・タイ遠征では得意な卓球で選手、スタッフを打ち負かしたとともにゴルフ好きが判明。
「早くチームメイトと(ラウンドを)まわりたい」と熱望。サッカー、卓球、ゴルフと球技が好きで得意なようだ。
さらに日本語。会見では時折、「ありがとうございます」といった言葉とともに「問題ない!問題ない!」と少々、こなれた日常会話を使いこなすなど、順応している様子がうかがえる。
トレードマークになりつつある、ヒゲについても言及した。なかなか似合っているのが、その面構えならぬヒゲ構え。
「剃ってしまうとベイビーフェイスになってしまう。20歳くらい戻ってしまうので」とヒゲをたくわえている理由を語った。
浦和の髭ダンディズム、略して「浦和の髭ダン」ことシャルク。
「この期間で良い練習を積むことができた。残り2日間でさらなる準備をし、リーグ戦にむけ、次のフェーズに迎えるようにしたい」と名古屋戦への意気込みを語った。
リーグ初得点に期待だ。
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