雪の始動日。2017年シーズンの暗示か
「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです。
2017年シーズンの始まりは文字通り「雪辱」を意識させる天候となった。
調(つきのみや)神社で必勝祈願を終えたチームは大原サッカー場に移動。クラブハウス内でミーティングを終えた午前11時すぎ、宇賀神友弥、最年長の平川忠亮を皮切りに選手たちが次々と姿を現した。待ち構えたファン・サポーターからは歓声とカメラのシャッター音、そして「今年は頼んだぞ」の叱咤(しった)が飛んだ。
人工芝での体幹トレーニングを終え、ボール回しを始めた頃、晴天だった上空に突然雲が掛かり、冷たい風とともに雪が舞い始めた。ピッチと選手に降り積もる雪、雪、雪。この雪は何かの暗示なのか。雪には天候を現す意味とともに、「雪辱」という言葉があるように、不名誉な事柄を払拭する、雪(そそ)ぐという意味がある。
思えば、ミハイロ ペトロヴィッチ監督が浦和レッズで指揮を執った2012年。この年の始動日も雪だった。前年2011年、残留争いを経験したチームが新しく生まれ変わろうとした、その始まりシーズンだった。そして今年2017年。前年、タイトルにあと一歩まで近づきながらも、またしても取り逃してしまった、そのリベンジ、雪辱を意味する2017年シーズンだ。
突然の雪は約20分でやみ、再び晴れた大原サッカー場。今年は「雪」辱を果たし、悔しさを「晴」らすシーズンになる。そんな予感をさせる始動日となった。なお梅崎司と福島春樹は別メニュー。高木俊幸は練習不参加だった。
(佐藤亮太)
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