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練習レポート

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クリスマスの表参道を原口元気が快走

「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです。


12月25日(日)、クリスマスで賑(にぎ)わう表参道で、日本代表FW原口元気が快走を見せた。


浦和レッズのトップパートナーである大型スポーツ用品メーカー「ナイキ」が、5月末にオープンしたランニングサービス専門店、『NIKE+ RUN CLUB OMOTESANDO(NRC)』(東京都渋谷区神宮前4丁目)にてイベントを開催。スペシャルゲストとして、浦和OBでヘルタベルリン(ブンデスリーガ/ドイツ1部)でプレーする原口と、FC東京OBでオランダ1部リーグのフィテッセでプレーするDF太田宏介の2人が登場した。


原口と太田は、朝9時30分すぎから始まった『NRC JUST DO IT.SUNDAY』で、事前抽選で集まった一般参加者たちと一緒に、同店から外苑前を通る約5キロのランニングコースを走行。同イベントは、ランニングを始めたい人、始めたばかりの方を対象に実施し、1キロあたり6分30秒〜7分のペースで進んだ。


参加者たちは、アップルとナイキのパートナーシップ製品『Apple Watch Nike+』を体験着用。中間地点の明治神宮外苑・聖徳記念絵画館前で、NRCのランニングセッションでヘッドコーチを務めるMIDORIさんから、ランニング直後の心拍数を確認したり、足上げなど激しい動きを入れた後の数値の変化を見たり、ランニングの楽しみ方、製品の効果的な使い方などが伝授された。





原口と太田は、参加者らと聖徳記念絵画館前、そしてアップルストア表参道店前、さらに約5キロを走り切った後、再び店舗に戻ってからの三度、集合写真を撮影。ランニングを終えて原口は「朝から気持ち良く走ることができた。(参加者の)皆さんも、とても良い笑顔で走っていたので、一緒に走ることができ、良い気持ち」とコメント。太田は「クリスマスだが、皆さん、予定はないのかな」と話し、会場の笑いを誘うと「朝から一緒に走れて幸せだった。皆さん、継続することが大事なので、しっかりと毎日走りましょう」と参加者の背中を押した。





きょうの参加者には、ランニング中に着用した、そろいのナイキTシャツがプレゼントされている。またイベント中は、ナイキのランニングシューズ「LUNAREPIC FLYKNIT(ルナエピック フライニット)」のトライアルも行われた。実際に履いて走った方からは「足に痛みが出なかった。いかに今まで、自分に合わないシューズを履いていたのかと思った(男性)」「柔らかくて履き心地が良かった。普段から3キロほど、ゆっくりとしたペースで走っているが、(このシューズが)欲しくなった(女性)」という声が寄せられた。以下、ナイキイベントを終えてた原口&太田のコメント。



《原口元気》
日本にいる時は、埼玉で暮らしていたので、こういうショッピング街を走るのは新鮮だった。ゆっくりのペース、気持ち良かった。自分で走る時は、基本的にリカバリーで走ることが多いので、(意識するのは)何分間走ろうとか。

(2016年は)良いことも良くないこともあったが、順調というか、自分のペースでしっかりと成長できているという実感がある。そこは一番、今の自分にとって大事かな。着実に前に進めていると思う。自分の感覚なので、言葉にするのは難しい。

(手応えを感じた点は)できなかったプレーができるようになったとか、そういう部分に、自分として、少しずつだが、自信が出てきた。それをワールドカップまでにもっと大きなモノにしなければいけない。自信は、そう簡単に付くモノではないので、1日1日積み重ねていき、それが少しずつだが、結果に出たり、自信に変わったりしてくれたら良い。

(2017年に向けて)代表もだが、クラブでも、もっとやりたいことがある。まだまだ足りない。でも、焦っても意味がない。自分のペースで、周りに左右されず、自分のペースで行きたい。確実に成長したい。今年同様、少しで良いので前に進みたいし、代表でもクラブでもステップアップしたい。自分が納得の行くような成長を見せたい。まだまだ伸びることができると思うので。オフはゆっくりと。来年の準備をしたい。それが休むことであるし、トレーニングすることであるし、計画的にやりたい。時間を無駄にはしたくないので。休む時はしっかりと休みたい。



《太田宏介》
以前に行われたイベントでも走ったが、その時よりも短く感じた。今、とても充実している証拠だ。参加者の皆さんと話しながら走ると、5キロってすぐだなと思った。僕は普段、オランダでの生活の中で、休みの日にすることがないから家の近くの公園でランニングをしているが、1人で走るよりも、みんなで走っている方が何倍も楽しい。特に自分が生活していた東京で、普段、買い物で歩くことしかなかった場所を楽しく走れたことは良い思い出になった。

ヨーロッパへ行って、ちょうど1年がたつ。夏のオフは長期だったが、今回のような10日間くらいのオフは経験したことがないこと。こういう限られた時間の中で、会える人たちも限られているし、その中で体を動かすこともでき、良い意味でリフレッシュできる機会を与えてくれたナイキに感謝したい。良いクリスマスになった。

お正月はない。1月2日から午前練習で、午後からはスペインでのキャンプが始まるので、ゆっくりする暇がない。29歳にして、初めてヨーロッパの舞台へ行き、充実していた。特に夏以降は試合に出られない時期もあったが、プロに入って1年目のフレッシュな、試合に出るために頑張ろうという気持ちで、普段の練習から、試合に出るためにどれだけ自分がさらに努力できるかを、あらためて気持ち的にも感じられ、(新人時代に)戻ったような感じがした。

試合に出られなくても充実していたし、出るためにチームメイトよりも人一倍努力したし、それが結果としてここ数試合出続けて日本に帰ってこられた。来年につながるかなと思う。そういうのも、向こうへ行かなければ分からないし、言葉も環境も違う中で生活するのは簡単なことではないが、それを考えると充実した1年だった。

 試合に出られていても、出られていなくても、チームメイトの誰が見ても分かるくらい自分は努力したし、人一倍、練習をやった。その姿勢は見ている人たちに伝わっていたと思うし、(頑張ることを)継続していたことが、ここ数試合につながったと思う。これから先も変わらずに、やっていかなければいけないこと。頑張り続けることが大事。

自分はワールドカップ予選よりも、そこに行くのに保障されている立場ではないし、チームで結果を残し続けることが大事。まずはチームで。


(有賀久子)

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