地元・熊本を思う、大谷幸輝
「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです。
熊本県で最大震度7を観測した地震。熊本市に実家があるGK大谷幸輝は、チーム広報からの地元を心配する電話で、緊急事態を知った。「(TVやスマートフォンの近くにおらず)地震が発生したことを知らなかった。テレビをつけたら、えらいことになっていた」と予期せぬ事態に驚いたと言う。
大谷の実家は、熊本市北区にある。大きな被害に遭った益城町からそう遠い場所ではない。実家や祖母に連絡を取ったところ、大谷は「すぐに連絡がついた。家族にも、同じ北区に住む友人にも。家自体は問題ないようだが、棚の中で食器が割れるなど、そういう被害はあったようだ。ただ、震源に近いところはもっと大変な状態のようなので、心配」と話した。
「(熊本)城も壊れたところがあるし……」とつぶやく大谷。あすから、チームは再び連戦を迎える。地元・熊本を心配する想いは募るが、プロサッカー選手として自身の役目を果たす気持ちだ。それでも最後に「きょうも実家へ連絡を入れてみる」と言って、クラブハウスへ戻る時の表情は1人の息子の顔になっていた。
(有賀久子)
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