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練習レポート

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[イベント]「Talking REDS 2016」開催

「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです。


2月19日(金)夜、浦和レッズはさいたま市文化センター・大ホールに420名のサポーターを集め、クラブによる情報発信の場となる『Talking REDS 2016』を開催した。

過去、クラブはこのイベントを「Talk on Together」と題し、ファン・サポーターとクラブの取り組みやチーム作りなどについて語り合う場として位置付けていた。しかし、今季は公式戦間近の実施となり、山道守彦強化本部長、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(ビデオメッセージで登場)の登壇はなし。第1部では淵田敬三代表による「クラブからの2016シーズン方針」を伝えるプレゼンテーションを、第2部ではJリーグの解説者などで活躍する水沼貴史氏、福西崇史氏、浦和レッズOB都築龍太氏によるトークショーが組まれた。



淵田代表は、ステージ上のスクリーンに2016シーズンのチーム、クラブの目標などを映し出し、説明。チームは、全ての大会で昨季の成績を上回ること。クラブは、新たな絆づくりと安全で快適なスタジアムを築くこと。それぞれに目標に掲げて進んでいくことを誓った。第2部の識者によるトークショーは、サッカージャーナリストの大住良之氏を司会に迎え、ミシャサッカーのストロングポイントを解説。クラブが掲げた今季の目標「昨季以上の成績を上回る」つまりはタイトル獲得に向けて必要なことについてなど、FW、ボランチ、GKと現役時代のポジション視点で、自身の考えを率直に語られた。


水沼氏は「(浦和は)サイドをうまく使いながら、ピッチの広さとパスの速さで崩す術を知っている」と得点場面のVTRを見ながら、解説。福西氏は「(良い場面は)ワンタッチや、残っているトップを使って相手を引き出しておいてスペースに後ろから入ってくるなど、(攻撃の)選択肢がたくさんあるので、形は似てくる」と指摘。自身のジュビロ磐田時代を振り返り、「相手がディフェンスしている時、(ポイントになるプレーは)後ろをどのように取るかということになる。そのためには縦パス。縦パスが入ることにより、ボランチや中盤の選手が後ろ向きになって集約され、スペースができる。そこにいろいろな選手がスペースに入ってきていた。ミシャサッカーでは、縦パスの選択肢が増えている」と語った。


唯一、OBの立場で参加した都築氏は、「(都築氏の前に今季の浦和に期待することは?という問いに答えた福西氏の)内容よりも勝って優勝をという意見に賛同。ペトロヴィッチ監督は(浦和就任時より、采配など)変わってきている。浦和で監督をやっているということは、良いサッカーをやっているだけではダメ。タイトルが一番、期待されている。(現時点で)結果と内容を追求するとうまくいかないので、優勝して、自信がついて、そこから内容を深めていくことも、チームが成長するための起爆剤になる。今のレッズでぜひ、タイトルを取ってほしい」と語った。また、別の場面では「仲の良さの中にも、互いに厳しさを」と要求した。


今季のイベントは参加者からの質疑応答の時間はなし。特に、第1部は「対話」から「ステージ上からの情報発信」に形式を変えた、一方通行という印象が残った・しかし、第2部の識者によるトークショーではミシャ監督や選手への要求や、サンフレッチェ広島やガンバ大阪の指揮官のキャラクターなどにも話が及び、新たな面白さが発揮された。(有賀久子)

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