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前橋育英OBの浦和レッズの選手が祝福!!

(有賀久子)


前橋育英OBの浦和レッズの選手が祝福!!

1月13日(祝・月)、国立競技場で、第103回 全国高等学校サッカー選手権大会の決勝が行われ、渡邊凌磨、吉田舜、金子拓郎の母校である、群馬県・前橋育英高校がPK戦を制し、優勝した。
まずは、前橋育英高校サッカー部の選手の皆さん、山田耕介監督、さらにご家族、OB選手など、前育関係者の皆さん、優勝おめでとうございます。

浦和レッズOBで、主だった前橋育英卒と言えば、細貝萌や青木拓矢、引退を発表したばかりの小島秀仁、今シーズンから柏レイソルでプレーする小泉佳穂と在籍していた。
きょうは、午後練習終了後、OB選手に話を聞いた。

《吉田舜》
前育、おめでとうございます。
僕らが越えられなかった壁を越え、すごいと思いますし、悔しいです。
当時、自分はパントキックがすごく得意で、(山田監督は)それだけの戦術を作ってくれました。CKで、自分がキャッチする頃には、周りの選手が走っているみたいな練習を、わざわざして下さって。それ(パントキック)を、たぶん武器として見てくれて、その思い出、練習内容は覚えています。自分が蹴って凌磨に繋ぐ、というのは、結構、パターンとして多くて、選手権では、それで得点になったシーンもありました。
今、久々にそういうことも思い出しましたね。過去10年で4回ほど、決勝に行かれていると思うんですけど、自分らが初めての決勝進出の選手たちで、(星稜に負けての準優勝で)その壁は、なかなか越えられないだろうなと思っていたんですけど、数年後に越されちゃったりして。まだサッカーを続けている身としては、非常に刺激になります。
(決勝進出メンバーが、今も現役でプロサッカー選手をやっているのがすごいが)みんな、生き残っていますね。今の、優勝した選手たちは、僕ら以上に潜在能力と言いますか、可能性を秘めていると思うので。ここからが見物かなと思います。

《渡邊凌磨》
優勝、すごいと思います。(僕らは)優勝が出来なかったので。優勝する重みとかっていうのは感じているつもりなので。(国立競技場に)準決勝を観に行きましたけど、良い雰囲気だったし、高校サッカーの魅力というのは、ああいう舞台で出来ることなので、そこで優勝できたのは、すごいことだと思います。
(準決勝では、10分間で3ゴールを決めて逆転したが)あまり攻められていない印象だったけれど、ワンチャンスで点をとられた感じだったんで、追いつくだろうなと思っていたけれど、あの時間で3点入れるというのは、力がないと出来ないことだし、山田先生の力なのかなと思います。
こういう高校を卒業できたことは、誇りには思っています。踏ん張り強さだったりとか、育英って、サッカーというよりも人間力の部分だと思うので、そういうところで、なおかつサッカーというところがうまく、ああいう試合展開を運ぶ理由なのかなとも思います。
単純に個々のレベルは高いのは間違いない中で、プロに入っても、その人間力の部分で、どんどん下に落ちていく人間がたくさんいる中で、高校生からそういうのを学べるっていうのはすごい。僕が一番成長したのは高校3年間だと思っているから、それが大学に入っても、プロを目指すっていう中で、どうやったらプロになれるのかっていうのを逆算して考えられる人間力っていうのは、3年間で培ったものだと思います、みんなが。
大学に行ってからも、目指しているところはみんな同じで、プロに行くっていうのが全員の目標で、別のチームだけど、切磋琢磨し合ってた感じはあったので、永遠のライバルじゃないけれど、そういうのは、勝手に作られている環境だったかなとは思っています。

《金子拓郎》
(前橋育英が優勝したが)おめでたいです。おめでたい。(PKまで)らしいですね。(午後練習前の)後半途中まで、ちょっと見ていました。めちゃくちゃ、上手いっす。自分が高校の時より上手くて、みんな。ビルドアップもしっかりやっていて、流通経済大柏(千葉)の方もすごく上手くて、お互いにハイテンポで、楽しく見させてもらいました。
山田監督の指導で、プレーだけじゃなくて、人としても成長させてもらえたかなと自分は思っているので。そこが日本一という結果に繋がっているんじゃないですかね。(年齢を重ねても変わらない)エナジーだったり、選手のことを第1に考えて、どう結果を残せるか、成長させるかということを考えている監督だと思うので、すごいです。
練習ではワンタッチとかありますけど、最後の部分は、結局、個で崩すところが多くなってくると思うので、ほぼ全員が、自主練習とかを夜遅くまでやっているぐらいの環境でした。そういう意識が高い、お互いに切磋琢磨しながら意識高くやっていた結果かなという感じは思います。母校が優勝するってことは嬉しいことですし、選手権で優勝するって本当に難しいことだと思うので、自分も負けずに刺激にして頑張りたいと思います。





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