横浜F・マリノス戦後、シント=トロイデンに期限付き移籍をするGK鈴木彩艶がサポーターの前、出発の挨拶を行った。
彼らしく礼儀正しく四方に頭を下げたあと、彩艶の挨拶が始まった。
「正直、このクラブを離れるときはこのピッチで守護神としてゴールを守り、タイトルを獲る目標をきょうまでに達成できないことを非常に悔しく思います。
しかし、この大きなクラブで11年間、たくさんのスタッフ、選手、サポーターに支えられ、ここまでサッカー選手としてはもちろん人間として大きく成長できました。
今回の移籍の決断にあたり、非常に悩みました。
しかし自分はピッチのうえで自分をどのように表現できるかが大事だと思いました。最後は覚悟をもって、この移籍を決断しました。
移籍がよかったと思われるように、世界のピッチで戦っていきたいです。
そして、アカデミーの選手の目標になれるように、なり続けられるように戦っていきたい。
いま浦和レッズはリーグタイトルにむけ、大事な時間を過ごしています。引き続きのサポートとともに、少しでも僕を気にかけてくれればうれしいです。
いつか、このクラブで、このピッチで浦和レッズのエンブレムを背負ってゴールマウスを守り、そしてきょうまでに達成できなかった目標をふたたび追いかけられるように世界のピッチで浦和人の誇りを胸に戦います。
約11年間、ありがとうございました。いってきます!」
挨拶を終え、四方に、ふたたび頭を下げた彩艶は西川と抱擁を交わして、場内一周。
ゴール裏には「お前が守るのはゴールと若いレッズの未来だ。翔け彩艶」と書かれた横断幕が掲げられた。
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