6日に行われた浦和レッズ新体制会見第2部。
新たに指揮官となったマチェイ スコルジャ監督の会見が行われ、戸苅淳フットボール本部長、土田尚史SD、西野努TDが揃って登壇した。
冒頭、戸苅本部長は目標について23年以降、ACL出場権の獲得。常にリーグ戦での優勝争いをすること、この2つを挙げ「今シーズン最高のシーズンにしたい」と意気込みを語った。
続いて土田SDはスコルジャ監督就任について「結果を出せるチームを作るなかで次の段階に進むため」と招聘理由を明かすとともに「ポーランドでは攻撃的なサッカーを展開し多くのタイトルをもたらした」と評価。
「選手個々の能力を最大限に発揮させること。そしてチームとしてコレクティブかつアグレッシブ主導権を握る攻撃的なサッカーに期待したい」と語った。
そしてスコルジャ監督。
会見に現れた際、驚かされたのはその大きな身体。
土田SDと同じくらいだが圧力と迫力が感じられた。その一方、語り口は穏やか。
しかし語られた方向性は明確だった。
「野心的な目標を持って戦いたい。その達成には厳しい戦いが待っているが(乗り越える)力をチームは持っている」
「強いチームを作りたい。競争力のあるチームを作りたい」
「攻撃なスタイルで試合を支配したい」
「監督、選手、チーム・クラブのメンバーであるなら大きな目標を掲げるのが義務。それは優勝である」
青写真がすでにあるようだ。
その実現のためスコルジャ監督は選手になにを求めているのか。会見のコメントから推察できる。
「ゲームをコントロールすること。そのためにはいついかなるときもポジティブな姿勢と勇敢さが必要」
「1試合、1試合、勝利を目指すアプローチができる雰囲気を作りたい。そうしたハングリー精神を求めたい」
「メンタルとフィジカルが重要。これがなければ哲学や戦術は浸透しない」
メンタル面を強調していることがわかる。
加えて戦術に関しては具体的にかつ意図的に多く語らなかったが「変えたいポイントとしてハイプレスを増やしたい。失ったらできるだけ取り返す。できれば相手ペナルティエリア近くで取り返したい」とその一端を明かした。
その点について、オフシーズン中の取材で数人の選手にスコルジャ監督のサッカーについて聞く機会があった。
その際、選手からは
「前線から守備を求めるサッカー」
「プレスをよりかけていく」との証言と合致している。
加えて「特にサイドを起点にした縦への速さを強調している」ということからも、おぼろげながらもイメージはつかめてくる。
来週11日から始まる合宿では切り替えを落とし込みたいとした新指揮官。
開幕までに6試合、トレーニングマッチを行うと明言していることから合宿中に数試合、行われる予定だ。
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