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REDSニュース|合言葉は「沸かせ!」。西川周作、岩波拓也、小泉佳穂が出場。OBでは梅崎、森脇も|レッズプレス!!

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合言葉は「沸かせ!」。西川周作、岩波拓也、小泉佳穂が出場。OBでは梅崎、森脇も

(佐藤亮太)

『ReelZ JAPAN ALL STAR 2022』が味の素スタジアムで開催され、昨年12月に続く2回目となるこのイベントには、現役選手の多くの選手が参加した。

サッカー経験のあるYouTuber中心に構成された、那須大亮氏率いる『WINNER?S』。
ラモス瑠偉氏率いる『WHITE TIGER』と、松木安太郎氏率いる『VIOLET DRAGON』という、現役選手中心の2チーム。

この3チームによる、30分1本の総当たり戦で行われた。

浦和レッズからは西川周作、岩波拓也、小泉佳穂そして浦和OBから梅崎司、森脇良太が選手として参加。槙野智章は監督として『WINNER?S』2本目の指揮を執った。

※WHITE TIGER
:岩波・小泉・梅崎
※VIOLET DRAGON
:西川・森脇

試合前、那須氏は「ワールドカップで日本が見せてくれた熱狂や歓喜や感動など様々な感情をこの1日でみなさんに届けられるよう精一杯プレーしたい。みんなで楽しんで素敵なイベントにしましょう」と開会宣言した。

現役選手のほか、鄭大世さん、大谷秀和さんら今季引退した選手がプレーするなか、やはりレッズプレス!!的には、浦和の選手、浦和OBたちに注目。

1本目に登場した『WHITE TIGER』には、[4‐1‐4‐1]の左サイドに入った梅崎司がクロスをあげれば、右サイドの小泉が良質のパスで相手を揺さぶった。

その小泉、22分、ゴール中央から横パスを受け、右足でシュート。相手選手の足に当たり軌道が変わったものの、ネットを揺らした。

2本目、『WINNER?S』監督の槙野智章は、和装姿で現れた。

ワールドカップ中継に登場しただけに認知度があるためか、歓声があがった。

その相手、『VIOLET DRAGON』の右CBに入った森脇良太は変わらない熱いプレーを見せた。ただ25分、熱すぎたプレーで相手選手のドリブルを強引に止めてしまい、イエローカードを提示されてしまった。

Jリーガー対決となった3本目には『VIOLET DRAGON』の一員として、西川周作が満を持して登場した。

試合後、槙野は「監督は楽しかった。那須さんに感謝したい」と話すとともに「選手がなにより楽しんでやってくれたことが良かった。『WINNER?S』の選手たちが局面局面でバトルしてくれ(Jリーガー相手に)やれるということを見せてくれた」と健闘を称えた。

その槙野、試合中も選手に細かい指示を送ったほか、数日前からパワーポイントを用意し、選手たち戦術を与えるなどの本気度がうかがえる。

Jリーグの監督をやってみたいと話していた槙野。その一歩ともいえよう。

メインスタンドを見渡すと10代後半から20代前半の男性が中心。男女比は7:3、あるいは6:4の印象。親子連れの姿も多く見られた。

応援チームのユニフォームを来た観客がほとんど見られなかったため、我々の知っている風景ではなかった。

それもそのはず、あくまで観客の多くのお目当ては『WINNER?S』。

スタメン発表の際、あるいは惜しいシーンなどでは彼らへの拍手が大きかった印象だった。
観る側としてはYouTube中心に活動する彼らの生の姿を、サッカーをする彼らのプレーをその目にできるのだから嬉しいはず。

一般的には、JリーガーよりWINNER?Sのメンバーのほうが高い認知度であると感じさせた。

前回に引き続き、中心となった那須氏。スタッフによれば開催にむけた打ち合わせや細かい段取りの合間を縫って、自身のYouTubeの撮影編集などで大忙しだったということ。現役時代同様、その真面目さが伝わってくるイベントだった。

【選手コメント】

【小泉佳穂】
(身のこなしや身体が軽かったですが)いや〜軽いっすね笑。そんなにやっていないが、週3くらいでトレーニングをやっている。
チームからトレーニングの指示が出されているので、こなしている感じ。
(ナイスゴールでした)0−0のままではまずいと思ったので点を取らないといけないなと思った。打ったら入ったという感じだった。
(来季について)ACL決勝の日程が決まったなか・・・もちろんリーグ、カップ、天皇杯、どれひとつとして落としていい試合はないと、毎年、そう思ってやっている。来年もその気持ちで頑張りたい。

【岩波拓也】
まったくボールに触れておらず・・・フランクフルト戦から初めてボールに触ったので、いい機会だと思い、参加した。
なかなか本格的に動かせる場所がないので楽しみにしていた。2週間経ったのでボールも蹴りたくなったので、良いタイミングだった。

【梅崎司】
(試合を振り返り)雰囲気は試合って感じだった。
(昨季の大分は)悔しい結果になりましたが、最後、プレーオフまで行けたのは良かった。
(シーズン終盤、コンデションがあがった印象でしたが)戦えないと試合に出られないので、そこはマストでやらないといけない。来季はJ1昇格、目指して頑張りたい。


【森脇良太】
(※筆者を見るなり「いや〜久しぶりですね。元気でしたか〜いや〜ホントにね〜嬉しいですよ」と声の響く森脇節は健在)
途中、足にマメができてつぶれてしまい、残り15分、思うように動くことができなかった。不完全燃焼だった。でも久々にみんなとできたので本当に楽しかった。
(取材途中、梅崎司が入って)いや〜司〜。(と言いながら、肩を組んだふたりは自撮りでツーショット写真を撮る)愛媛FCは苦しいシーズンだった。まだ決まっていないが、来年もできるようなら、頑張ってプレーしたい。

【西川周作】
(オフ中は)多く埼玉にいるので、いまは徐々にメニューをこなしながら身体を動かしている。
(W杯について)リアルタイムではないが、見ている。PK戦が多いので、GKとして、どう防ぐか、とても参考となる試合が多い。(来季にむけて)ACLの日程が決まってなか、チーム一丸となって戦っていきたい。




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