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REDSニュース|浦和レッズユース、東京ヴェルディユースに1−2で敗戦 「もっと目の色変えてやろうじゃないか」 池田伸康監督が活を入れた理由|レッズプレス!!

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浦和レッズユース、東京ヴェルディユースに1−2で敗戦 「もっと目の色変えてやろうじゃないか」 池田伸康監督が活を入れた理由

(佐藤亮太)

浦和レッドダイヤモンズユース(以下・浦和Y)は4月24日(日)、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2022関東の第4節、東京ヴェルディユース(以下・東京V.Y)戦を戦った。

(先発)
GK:根山翔伍
DF:稲垣篤志・植竹優太・土橋公哉・山野悠
MF:阿部水帆・萩元雅樹・河原木響・早川隼平
FW:岡本岳・田上亜璃

2戦2勝同士の対戦。小雨の降るなか、午後2時キックオフ。

序盤、浦和Yは9分にFW24田上がシュートを放つ。10分、オーバーラップしたDF33稲垣がミドルシュートを放つもポスト直撃と攻勢に出た。

しかし、15分以降、主導権は東京V.Yに。25分、浦和Yのコンパクトな守備の裏を突くロングボールで決定機を作られ、ピンチを招いた。飲水タイムを挟んだ32分、MF14早川の反転シュートを相手GKがはじく。ここから3回連続、コーナーキックを得るも詰め切れなかった。



そして迎えた44分、東京V.Yがフリーキックの好機。ペナルティエリア内の混戦のなか、押し込まれ得点を決めた。東京V.Yがリードして試合を折り返した。

攻勢に出ながら、決めきれない浦和Y。

ハーフタイムの際、浦和ベンチから「もっと目の色変えてやろうじゃないか」という池田伸康監督の喝が入った。

「いつも持っている彼らの力が出し切れていなかった。自分たちでギアをいかないと感じた」と指揮官。

脳裏には、第3節の帝京高校戦があった。この試合、浦和YはMF早川の4得点で4−1の完勝をおさめた。その完勝が次の試合にむけ自信につながればよかったが、「過信になってしまった。だから、目の色変えてやろうと選手に伝えた」と監督は心のスキをしっかり見抜いていた。

1点差で迎えた後半。まだまだ巻き返しができたはずだが、後半開始直後の48分、コーナーキックから失点し2失点目。「これからだ!」と勇んだチームにはタイミングの悪く、重くのしかかる失点だった。

2点差は怖いスコア。そのためか、東京V.Yは無理には決して攻めず、ある種、ボールを預けながら、ミスに乗じて、攻めるやり方をとった。

浦和Yはボールを奪えるものの、奪いきれず、あるいはつないだとしても、相手のプレスで簡単にロストしたりと攻めきれずにいた。

ベンチは交代選手を投入し、流れを変えたかったが劇的に好転せず。迎えた88分、ドリブル突破したFW9岡本がペナルティエリア内で倒され、PKの判定。これを岡本みずから決め、ようやく1点を返した。



アディショナルタイムを含め、残り5分。猛攻を見せるも1点が遠く、試合は1−2で浦和Yが3試合目にして初黒星となった。

池田監督は「きょうの内容、選手の覚悟を考えると当然の結果」と総括。選手たちの奮起を求めた。




(c)REDS PRESS