(佐藤亮太)
若き日の明石家さんまを彷彿とするシュッとした風貌。話せば、軽妙かつジョークを交えながらも、真面目に答えてくれる。
これがなでしこジャパンの新監督、池田太新監督のイメージだ。
「池田監督」と呼ぶにはどこか気恥ずかしく、「太(ふとし)さん」と呼んでしまうほど、気さくな人柄だ。
ひとりの選手として、そしてトップチームのコーチを経て迎えた2012年、J1昇格を決めたアビスパ福岡で指揮を執ることになった井原正巳監督就任を受け、池田氏はトップチームのコーチに招聘された。
その際、いずれどこかのチームで監督として采配を振るうと思ったが、その後、女子のアンダーカテゴリーで手腕を発揮、そしてなでしこジャパンの代表監督に。
浦和レッズ出身。いわば生え抜きでの初の代表監督就任となった。
ここ数年、池田氏をよく見かけたのが浦和レッズレディースのホームゲームが行われる浦和駒場スタジアム。
足しげく通い、選手のプレーをチェックしていた。
コロナ禍前は、試合後のミックスゾーンで選手と楽しそうに会話を交わす光景をよく目にした。
そのなかのひとりが、池田氏が率い、初優勝となった2018FIFA U―20女子ワールドカップのメンバーであるDF南萌華。
その南が池田氏を「熱男」と評した。
熱い思いは人に伝播するもの。
「仲間に良い影響を与えられる相乗効果、化学反応をポイントにしたい」
「サッカーの喜びや熱を伝えられる選手と戦いたい」と就任会見での言葉。
新監督は選手に「熱」を求めている。
池田監督は日本人の持つ特性を最大限に生かすと方針を示したが、具体的にどのようなサッカーをするのかはこれからのお楽しみ。
コーチングスタッフに誰を起用するのかにも注目したい。
池田太監督率いるなでしこジャパンは熱く戦う集団となりそうだ。
(写真は18年のもの)
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