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REDSニュース|地元静岡で新天地のために。赤星貴文「クラブのビジョンなどから情熱をとても感じた」|レッズプレス!!

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地元静岡で新天地のために。赤星貴文「クラブのビジョンなどから情熱をとても感じた」

(有賀久子)







静岡県富士・富士宮地区、富士山の裾野など、岳南地域にはJ参入を目指しながら『地域貢献』をスローガンに掲げる『岳南Fモスペリオ』がある。

モスペリオ。スペイン語で山を意味する【Montana/モンタナ】、頂上を意味する【Superior/スペリオル】の造語である。富士山のようにたくましく……。現在、静岡県1部リーグで戦う『岳南Fモスペリオ』に地元・富士市出身の、浦和OB赤星貴文が加入した。

8日(土)に加入会見があり、会見の模様は公式Instagramにてライブ配信され、幅広い層に視聴された。

『岳南Fモスペリオ』には現在、多数の若手選手が在籍する中で、強化部が必要とした経験豊富な選手というピース。そこに飛び込んできた富士市出身の赤星貴文の現役引退のニュース。すぐにクラブは獲得打診に動いた。

赤星は今後、選手として所属するだけではなく、クラブスタッフとして同クラブの認知度を高める活動やスポンサー獲得などにも携わる予定だ。本人もそんなサッカークラブでの業務も望んでおり、これまで国内外でさまざまな経験を積んだ赤星にとって、新たな形でのサッカー人生の幕開けである。

赤星は会見の席で「お声をかけていただき、クラブのビジョンなどから情熱をとても感じた。自分もサッカーを続けてきた中で、地元に貢献したいという思いが強くあったので、共感できる部分が多く、いまの自分に何ができるかなということを考えたときに『岳南Fモスペリオ』に加入して、地域の方々に恩返しができればという思いになった。頑張っていきたい」と語った。

チームの印象は、エネルギッシュであり、アクティブだという。「自分がプロとして経験してきたことを若い選手に選手として伝えていければいいし、地元にとって、これから地元にこういうサッカークラブがあることを認知してもらうために貢献できれば」と今後の目標を挙げた。

先日5月3日、赤星の父・政文さんが逝去。海外生活が長かった赤星にとって、地元クラブでの活動再開は、政文さんも喜んでいることだろう。そして今後の活躍を今までと同じように見守っているはずだ。浦和レッズOB赤星貴文選手のスタートに拍手を送りたい。




(c)REDS PRESS