浦和レッズの天皇杯2回戦の対戦相手はJ3のYS横浜に決まった。
27日、天皇杯1回戦が各地で開催。Shonan BMWスタジアムで行われたYS横浜vs東京国際大学FC戦は、天皇杯らしい波乱含みの展開となった。
試合はYS横浜が4分に宗近慧、29分には吉田明生がPKを決めて、試合を優勢に進めた。
しかし、35分あたりから東京国際大FCはロングスローでYS横浜を押し込んでいく。
52分、カウンターから東京国際大のFW長島昂平が得点して2−1。4分後の56分には同じく東京国際大のMF砂川洸介が決めて同点に追いつく。しかし、延長戦突入かと思われた89分、YS横浜のFW奥田晃也が決めた。試合はYS横浜が3−2で競り勝ち2回戦進出。Jの面目を保った。
試合後、横浜FM、大宮などで指揮を執ったYS横浜の樋口靖洋監督は、「最終的に90分で勝ち切れたことは評価できるが、こちらが主導権を握り、思うようなプレーができたかと言えば、内容的には(理想に)ほど遠かった。次の浦和に対しては、チャレンジするためにしっかり準備をしたい」と抱負を語った。
また、この試合で後半開始から投入されたYS横浜の進昂平は浦和レッズユース出身選手。東京国際大を経て、今季加入したルーキーだ。
母校との対戦。勝てば2回戦の相手が浦和ということで、今日の試合に対する気持ちは強く、「ほかの選手よりも“やってやろう”という気持ちは強かった。今日はゴールが欲しかったが、チームの勝利に少しは貢献できた」と試合を振り返った。
実はこの試合をスタンドでユース時代の監督である大槻毅コーチが視察。
「きょうは進を見に来ました」と記者に語った大槻コーチ。
試合後、ふたりは顔を合わせていないが、進は「さきほど大槻さんが来ていると聞いて、気持ちが引き締まった」と監督・選手の関係はいまも変わらない。
この進、現在ドイツ2部インゴルシュタット所属の関根貴大とはユース時代にライバル関係だった。「中学、高校では競い合ってきた。あいつが決めたら、自分はその倍ゴールを取ると常に思ってやっていた。いま、舞台は違うが意識している」と気持ちは変わらない。
「浦和との対戦は普通に楽しみ」と白い歯を見せた進昂平。
![]() |
2025/07/26
2025/07/26
2025/07/26
2025/07/26
2025/07/25
2025/07/25
2025/07/25
2025/07/25
2025/07/24
2025/07/24