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REDSニュース|安藤梢、長船加奈、木崎あおいが『夢工房 未来くる先生 ふれ愛推進事業』に参加。小学生と夢を語り合う|レッズプレス!!

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安藤梢、長船加奈、木崎あおいが『夢工房 未来くる先生 ふれ愛推進事業』に参加。小学生と夢を語り合う



さいたま市教育委員会主催『夢工房 未来(みら)くる先生 ふれ愛推進事業』がさいたま市立谷田小学校で行われ、浦和レッズレディースから安藤梢、長船加奈、木崎あおいの3選手が参加した。6年生2クラス74人の児童と『夢』について語った。

「自分の夢は何か?」、「そのためには何が必要か?」自作の年表を手に発表する児童たち。

3つのグループに分かれて、発表した子どもたちからは、薬剤師、生物学者、保育士、銀行員、美容師、ゲーム制作、飼育員と定番のものから、ニュースなどで見聞きしたのだろう、「15歳で漫画家デビュー」、「120歳まで生きてギネスブックに認定されたい」、「プロ野球選手になり、殿堂入りして表参道に住んで、最後は東京ディズニーランドの館長になりたい」とどれも具体的。

中には、「税金はどうしますか?」、「年金暮らしで大丈夫ですか?」、「普通に暮らすってどういうことですか?」と現実に即した質問・疑問が出された。

一通り児童たちの発表が終わると、各選手がこれまでのこと、これからのことを発表した。



小5のときに宇宙飛行士になるのが夢だったという長船加奈。過去に2度サッカーをやめた経験を話した上で、「2度やめたからこそ、いまでもサッカーを続けている。(サッカーから)離れて、自分が好きなことがサッカーであることを気づかされた」と話した。長船の引退後の夢は旅人になること。長船のプランでは、一度地元大阪に戻ったのち、日本全国をまわったあと、少しお金を溜めて40歳には世界旅行がしたいと明かした。



来週20歳となる木崎あおいの目標は、2年後の東京オリンピック出場すること。現役を終える予定の30歳には「幸せに自由に暮らしたい」と語った。



3歳でサッカーを始め、6歳のときに世界一になる夢を持った安藤梢。16歳で日本代表に入ったことを説明すると、説得力があったのだろう、児童からは「おー」という声が聞かれた。





オリンピック、ワールドカップの大舞台、そしてドイツでのプレー経験のある安藤に児童から「悩むとき、悔しい時にどう乗り越えましたか」という質問がぶつけられると、安藤は「まずは目標に戻ること」と話した。20歳のときに代表を外れた安藤は、自分の目標は何か、改めて自らに問い直した。そして、年間の目標とともに、月単位で目標を細かく設定した。自分ができるプレーを少しずつ増やした結果、21歳で迎えたアネテ五輪でベスト8に貢献。安藤の実体験がこもった話に子どもたちも大きくうなずいた。



「夢は叶っても、また次の夢、目標が生まれる」と安藤。安藤の今後の夢はできるだけ長く現役を続けたのち、ドイツで指導者資格を取り、サッカーの現場で活躍すること。

「こうなりたい、そう強く思うことが大事」。安藤は児童の前でそう伝えた。

(佐藤亮太)



(c)REDS PRESS