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REDSニュース|アジア最終予選・豪州戦へ。槙野、代表練習開始|レッズプレス!!

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アジア最終予選・豪州戦へ。槙野、代表練習開始


8月28日(月)、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いるSAMURAI BLUE(日本代表)は、8月31日(木)にホーム埼玉スタジアム2◯◯2で迎えるアジア最終予選(Road to Russia)オーストラリア代表戦に向けて、一般公開で練習を行った。

一部のメンバーは所属クラブでの公式戦の日程の関係で合流できていないが、きょうは浦和レッズから招集されたDF槙野智章やFW本田圭佑らが身体を動かした。槙野は、きのう8月27日(日)に行われた明治安田生命J1第24節・清水エスパルス戦に臨み、深夜1時過ぎの合流となったようで、きょうはラフな髪型で、ランニング中心のリカバリーメニューを行った。

練習後にはメディア対応をし、ホーム埼スタで迎えることについて「慣れ親しんだスタジアムでプレーできることは自分にとっても良いこと。まずはピッチに立つこと、その瞬間を味わいたい」と出場に意欲を示した。2016年10月に行われたアウェイでのオーストラリア代表戦では、槙野は先発メンバーの一員としてピッチに立った。

また、予選を長く戦ってきたメンバーの1人として、良い準備、良い雰囲気を代表チーム全員で作り上げる中で、自分が引っ張り、導いていこうとする気持ちも言葉から伝わってきた。言葉だけではなく、きょうのランニングメニューでは先頭に立ち、しっかりと汗を流していた。

8月31日(木)の一戦で、日本は勝利すれば、無条件でワールドカップ出場が決定する。引き分け、負けは最終戦のサウジアラビア代表戦に持ち越しとなる。首位に立つ日本、ホーム埼スタで歓喜の時を迎えられるか。

《槙野智章》
まだ全員がそろっていないが、久しぶりにみんなに会えたし、緊張感ある時間を良い雰囲気に変えながら、良い準備ができればと思う。勝ったことがないとか、いろいろなネガティブな結果があるが、不名誉な記録をこのホームで、この大一番でしっかりと良い結果に変えられれば良いなと思っている。ホームで迎えるとあって、いろいろな期待とプレッシャーがあるとは思うが、その期待とプレッシャーを楽しみに変えられればと思う。

(前回の対戦は)去年の10月。アウェイの戦いでもあり、少し守備的な戦いの中で最低限の勝ち点1を持ち帰った。(前回の対戦から)相手もシステムもメンバーも変わっている。こちらも、あの時と戦い方が一緒ということはないと思うし、しっかりとホームで決められたらと思う。アウェイでの戦いでは、ロングボールを警戒していたけれど、相手はボールをつないできた。相手もシステムもやり方も変わっているので、もしかしたら(全開の戦いよりも)やり方を少し変えてくるのかなという気持ちはあるが、日本としては、上(空中戦)よりも下での戦いというのがやり易さはあるのかな。

日本には2戦あるが、こういう状況は選手でやっている以上、なかなか味わえないし、日本国民が注目しているし、(埼スタで)しっかりと決められれば。相手がどうこうではなく、自分たち次第だと思っている。

前回は、僕が長友選手を脳しんとうさせてしまったので、今回はそれがないようにしなければいけない。味方をケガさせないようにしなければ(苦笑)。どんな状況であれ、チームに招集されたメンバーで良い結果を出すために、みんなで作り上げることが大事だし、誰が出ようともベストを尽くさなければいけない。

(練習前のミーティングでは)監督から、集めた意味をしっかりと理解して欲しいということと、みんなで良い結果を出すためにここまで積み上げてきたものがあると言われた。それぞれにコンディションやケガ、まだ来ていない選手もいるが、疲労や時差などを言い訳にしないように、オーストラリア代表戦に向けて、みんなで良い準備できればなと思う。宿舎でも、集まって時間が経っていないが、オーストラリア代表戦の映像を自然に見る時間があるし、この一戦にかける想いは1人1人、強いかなと思う。ホームで勝ちたい。プレッシャーがある中でアウェイに行きたくはないし、31日に全力を注ぎこみたい。

(ワールドカップの出場権、切符をかけた試合への心境は)深くは考えないが、選手としてやる中で、なかなかこういう経験はないと思うし、ホームで決められるかというところのプレッシャーを、何度も言うようだが、楽しみに変えたい。国内組としては、ワールドカップをしっかりと手にすることで、これを機に、日本サッカーを盛り上げる、Jリーグを盛り上げる意味につながる。そこで国内組の選手が活躍する、新しいヒーローが出るという意味でも、スポーツ界は盛り上がると思うので、必ず出場権をしっかりと手にすることと、この状況を楽しみたい。

(監督からメンタル的な話は)具体的な話はまだ。まだみんながそろっていないので、(緊張感は)これからだと思う。(埼スタでできることは)慣れ親しんだスタジアムでプレーできることは自分にとっても良いこと。まずはピッチに立つこと、その瞬間を味わいたいと思う。(長く予選の戦いを通しての違いは)少しだが、メンバーが変わりつつある中で、ハリル体制になって、ずっと引っ張っている一員としては、やっぱりどのような雰囲気で、この一戦にかける想いというところをちゃんと作っていかなければいけない。

体制1年目、2年目には、みんなで頑張っていこうというのはあったが、より最終予選になり、緊張感が増している。ミーティングの質や時間も変わっているし、選手個々のコミュニケーションの時間も増えているし、ピッチの中だけではなく、ピッチから離れたところでの時間、食事会場などでも自然と(ポジションが)近い選手同士で話していることが増えているのは、ハリル体制の1、2年目にはなかったこと。UAE戦を落とし、リーグ戦の一番下の順位からスタートした中で1位まで這い上がってきたという意味では変化がある。

集大成だと思う。ここ最近、原口や久保など若い選手がヒーローになってきた中で、世代交代と言われるが、下からの突き上げと、いままで引っ張ってきた上の選手たちの良い融合がある。練習からバトルしているし、チームとしての競争意識が、底上げにもつながっている。良い相乗効果を生んでいると思うので、監督の競争意識を芽生えさせるポジション争いの意図がとても良いのかなと思っている。

(有賀久子)



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