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REDSニュース|原口元気「自分が点を取らなくても勝てば良い」|レッズプレス!!

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原口元気「自分が点を取らなくても勝てば良い」

「埼玉県民の日」の11月14日(月)夕方、SAMURAI BLUE(日本代表)は、あす月15日(火)に行われるロシアW杯アジア最終予選・サウジアラビア代表戦の試合会場・埼玉スタジアム2002で、最終調整を行った。

練習終了後、浦和レッズから選出されたDF槙野智章が取材に応じ、サウジアラビア代表戦に向けて「(ホームゲームなので)ポイント3を取りに行く戦い方をしようという話をしている」と話した。浦和OBのFW原口元気は対戦相手のイメージを問われ「あまり喋(しゃべ)りたくない」と不敵な笑み。「自分の気持ちは出して、勝つことによって全てがポジティブに変わっていくと思う。それくらい大事な一戦だ」と強い気持ちを言葉にする。埼スタは原口にとって、かつてのホームスタジアム。そのことについて聞くと「埼玉でできるのは僕にとってメリットがある。イメージが良いスタジアムなので、一番(得点への)イメージがしやすい」と答えた。

原口と同じく浦和OBのMF長谷部誠は「この試合の大事さ、重要さはみんなが感じている。雰囲気として出る」と話した。絶対に負けられないサウジアラビア代表戦は19時35分キックオフ。

《原口元気》
自分の気持ちは出して、勝つことによって全てがポジティブに変わっていくと思う。それくらい大事な一戦だ。僕自身、誰が出ようと相手がどこだろうと、自分の仕事をするだけ。ほかのいろいろなことを考えすぎないようにして、僕自身がやらなければいけないことを整理しながら試合に臨みたい。やらなければいけないことはゴールだけではない。たくさんある。簡単に一言で表せたら、整理する必要はない。たくさんのチームの決まりごとや、僕自身が表現したいこともある。そういうことをバランスよくプレーしたい。

自信を持って、自分を信じて、味方を信じてやれば必ずチャンスは来る。ホームチームではFWなので、ゴールにより近くて自分自身も楽しみ。チャンスは来ると思う。攻撃のバリエーションが増えたことは良いし、大迫(勇也)選手が入ることによって違う攻撃ができるというか、いろいろと考えながらやりたい。出る選手によって特長は違う。イメージも変わる。(大迫は)誰よりもボールが収まる選手だと思う。彼に入った後の飛び出しは一番生きるかなと思う。

(自分の)プレーは1つにしぼりたくはないし、いろいろなイメージを持っていた方が良い。1つの形にこだわる必要はない。結果的に点が入れば良いし、勝てば良い。そのための1人になれれば。自分が点を取らなくても勝てば良い。それぐらい重要な一戦。

《槙野智章》
フレンドリーマッチを終え、チームの状態も良い。あとはやるだけだと思っている。UAE、イラク、タイ、オーストラリアと試合をやったが、日に日にチームの状態も雰囲気も非常に良いものはある。あすの相手がグループの首位であるサウジアラビア代表。ポイント3を取りに行く戦い方をしようという話をしている。

守備はビデオ分析もしているし、DF陣を集めてのミーティングもかなりの時間を割いてやっているし、普段の練習の中でも行っている。守備に対して、相手のシミュレーションに気を付けようと話をしている。オマーン戦もだが、攻撃では新しい選手が入り、フレッシュな動きが入って面白みが増えているのかなと思うが、守備のところは口すっぱく、ファウルをしない、ゼロに抑えるということを言っている。

フレンドリーマッチとは違い、交代枠は3枚。スタートで出る選手、途中から出る選手といるが、あすは総力戦だと思っている。(メンバーが変わった場合)お互いの良さを引き出し合いながらやらなければ。この試合に向けて練習の中でいろいろなコンビネーションや組み合わせを、いろいろとやってきた。またミーティングの時間でサイドの選手はサイドの選手だけで呼ばれている。できるだけフレッシュな選手の良さを引き出すために、経験ある選手が語り掛ける時間もあるのかなという印象を受けている。


(有賀久子)



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