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[代表]大会初勝利も決勝トーナメント進出ならず

日本代表には勝利が必要だった。第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)。Bグループの日本は黒星スタートを切り、第2戦で勝点を得るも、いまだ勝利なし。グループステージ突破には、ナイジェリア代表と対戦するコロンビア代表の結果次第ではあるが、日本は勝利を目指し、日本時間の8月11日(木・祝)、第3戦・スウェーデン代表戦に臨んだ。

手倉森誠監督は、DF亀川諒史を先発に据えるなど、第2戦からまた変化をつけた。浦和レッズ所属の主将・MF遠藤航、FW興梠慎三は先発出場となり、彼らは3戦連続での起用となった。興梠はオーバーエイジ枠の1人として、77分に交代するまでピッチに立ち続けた。

前半はFW興梠がシュートを放つも、スウェーデンの長身GKアンドレアス リンデに手ではじかれ、得点ならず。0-0で後半を迎えた57分、ベンチが動き、手倉森監督はJ2リーグのファジアーノ岡山所属(浦和からの期限付き移籍中)で埼玉県出身のMF矢島慎也を投入。矢島はすぐに期待に応えて答えを出し、65分、シュートで得点し、先制に成功した。

日本はスウェーデン相手に1-0で勝利を収め、勝点を4に伸ばしたが、他会場ではコロンビアがナイジェリアに勝利を収めため、勝点を5に伸ばして日本の逆転を許さず、Bグループはナイジェリア(1位)とコロンビア(2位)が決勝トーナメントへ進出を決めた。日本はグループステージの3試合のみで、帰国となる。

主将の遠藤は「立ち上がりから、コロンビア戦と同様、自分たちからアクションを起こそうとプレーした。先制し、相手を抑えて勝利できたのはうれしいが、(グループステージを)突破できずに残念。(主将として)自分のできることは、しっかりと気持ちを前面に出してプレーすることや失点して何回もビハインドになっても諦めない姿勢を出すことと意識したが、結果が伴わず、悔しい気持ちでいっぱい。この経験を糧にしていかなければいけないと思っているし、このオリンピックチームはこれで終わるが、個人個人のプロサッカー人生はこれから。悔しさを無駄にせず、1人1人が成長していけるように頑張りたい」と、TVによる代表インタビューで答えた。

現地から、サッカージャーナリストの六川亨さんによる第3戦終了後の選手コメントなど、現地レポート「リオからの便り」の到着をお楽しみに。(有賀久子)



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