6月11日(土)に行われた明治安田生命J1ファーストステージ第15節・鹿島アントラーズ戦後、浦和レッズサポーターと思われる人物が、SNS上で鹿島MFカイオ選手に対して人種差別的な投稿を行ったことが明らかになった。
クラブは12日(日)午前1時30分ごろ、公式HPを通じて「このような行為については断じて許せるものではなく、誠に遺憾」と表明。「浦和レッズは断固として差別を許さず、今後も、サッカーファミリーの一員として、差別撲滅に向けた取り組みを進めてまいります」とのメッセージを発した。また、Jリーグは「スタジアム外で発生した事象であり、Jリーグによるクラブへの処分はない」と公式HPで発表している。
経緯について、クラブ広報は悪質な投稿を注視・監視している際に、今回の人種差別的表現のある投稿を発見したと説明した。事態を重く見たクラブは事実関係を確認中。クラブは投稿者がどういった人物がどのような状況で行ったのかなどは調査中とした。
差別表現については2014年3月「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕を掲げたため、リーグ初の無観客試合処分を受けた。その後、クラブはファン・サポーターに啓蒙活動を継続的に行っていたが、去年11月に行われたJリーグチャンピオンズシップ準決勝・ガンバ大阪戦後、FWパトリック選手への差別的な投稿がされた。
今回、投稿したとされる人物はSNSを通じて謝罪をしているものの、三菱自動車の燃費不正問題に端を発したクラブ身売り問題で揺れ動く中、この差別ツイート騒動はクラブ、チーム、サポーターにはまさに泣きっ面に蜂。共に戦い、後押しするはずのサポーターが足を引っ張る格好となった。(佐藤亮太)
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