(有賀久子)
この4月で30歳、関根貴大 彼の言葉で思い出す鹿島戦
鹿島アントラーズ戦にむけて、公開練習日に、関根貴大と長く会話した。関根が「鹿島」という言葉を話す度に、高まる気持ちがあった。その中で、関根の“世代”を感じるところがあった。
会話のどこに感じたのかというと、観客席についてだ。
関根は「浦和戦の時だけ、あそこを全部、空けてくれるんですよね」と確認する。ゴール裏のビジター専用シートの広さのことを言う。たしかに近年、鹿島は、浦和に客席数を多く開放している。浦和戦はゴール裏の全て、そして上層エリアの一部もビジター自由席となる。
だが、初期は違った。1998年4月、・・・・・・