(有賀久子)
興梠慎三、U23日本代表・大畑歩夢に「アイツも早く……」
パリ・オリンピックに臨んでいるU-23日本代表は、2連勝で、すでにノックアウトステージを決めている。そして日付変わって7月31日(水)午前4時から、グループステージ最終節・イスラエル代表戦に挑む。
大会開幕前、2016年のリオ・オリンピックにオーバーエイジ枠で出場した興梠慎三は、浦和レッズから唯一選出された大畑歩夢へ大きな期待を寄せていた。大畑は現在、2試合連続で先発出場。初戦のパラグアイ戦では、サイドに深く侵入し、先制点を演出した。
当時、興梠は大会を通じて、何を感じたか。「昔の話すぎて、忘れちゃったよ」と笑ってはぐらかすも、大会後、燃え尽き症候群のような、パワーが湧き上がらずに、“溶けていた”ことはハッキリと覚えている。それほど緊張の連続であり、興梠はOA枠として「即戦力として大会に行くからね。変なプレーはできないし」と使命感に燃えていた。
興梠は「僕たちの時代と違って、今回選ばれる選手たちは(海外など)経験もある人たちだし、僕からのアドバイスは、特にない。頑張ってもらいたい。(大畑)歩夢は良いパフォーマンスでプレーしているし、アイツも早く海外に行った方が良いんじゃないか」と、その活躍が世界の目にとまることを願っていた。
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