全国にいる浦和レッズサポーター。そして年に1度、ホーム埼玉スタジアム2〇〇2や浦和駒場スタジアムにお越し頂くビジターチームのサポーターに届けたい、自慢の浦和&埼玉グルメを不定期でご紹介する。
『Patisserie Porte Bonheur(パティスリーポルトボヌール)』
“スイーツ激戦区”で知られる、さいたま市。浦和区に2015年に創業した、バス通りに面した洋菓子店である。JR北浦和駅から徒歩8分ほど。浦和の食文化の1つ、スイーツを、このお店で、是非とも味わってもらいたい。深緑の看板に『てんとう虫』が目印だ。
店名の『Porte Bonheur』はフランス語で、“幸せを運ぶ”や“幸せの扉”という意味を持ち、ヨーロッパで“幸せの使者”と位置付けられている『てんとう虫』をアイコンにしている。苺のショートケーキなど定番商品を十何種類、そこに季節の商品を十何種類と製造し、ショーケースは常時、華やかに彩られている。「夏の時期はフルーツを使ったものが増えていく」と、ポルトボヌール店主の渡邉泰史さん。
洋菓子に加え、クッキーやマドレーヌ、フィナンシェなどの焼き菓子も評判が高い。埼玉県が誇る地産地消と言えば、小麦だ。小麦文化が根付く埼玉県の店舗らしく、ポルトボヌールでも、県産小麦を使って焼き菓子を提供している。
地産地消を大切にする気持ちは、フランスでの修行時代に培ったもの。フランス東部・ロレーヌ地方の中心都市ナンシーやパリで邁進していた頃、地方にしかない菓子、その地域で生まれる理由、流行る理由を体感した。焼き菓子の詰め合わせは、贈り物にも最適だ。
と、ここまでが店舗の基本情報。
ポルトボヌール常連のお客様と言えば、背番号1・GK西川周作。
西川のオススメは、カヌレとシュークリームだという。西川は「間違いなし!個人的に大好きなお店」と太鼓判を押す。カヌレは、フランスのボルドー地方の伝統的な洋菓子。表面はカリッと、中はしっとり。絶妙の甘みが特長である。シュークリームは、パリッとした食感の生地の表面にゴマがトッピングされていて、香ばしい。そこにコクがあるカスタードクリームがたっぷりと詰まった、大満足の商品だ。
ポルトボヌールは、来年で10周年を迎える。聞けば、物件探しの中で、奥様の千恵さんに縁のある街・浦和に決めたという。泰史さん自身は、東京都出身。浦和のケーキ消費額の高さは情報として耳にしていたが、実感するのは、その後の話。地元をよく知る、奥様の後押しが効いた。
浦和に出店した。創業時から、泰史さんはウズウズしていた。何を隠そう、泰史さんは、Jリーグ元年からの浦和レッズサポーターなのだ。まさか、自分が聖地・駒場の近くに独立することになるとは。
泰史さんが中学2年生の時にJリーグが開幕した。1979年生まれの、サッカー界で言えば、ゴールンエイジ。浦和レッズOB・小野伸二とは、9月の誕生日が2日違い。子供の頃のヒーローは、ミス
ターレッズの福田正博さんだ。
「最初の3、4年ぐらいは、表立って浦和レッズが好きだという気持ちを発信していなくて。浦和エリア以外のお仕事もあったりして……。いろいろと考えて。でも、何かのキッカケで、僕が浦和レッズを好きすぎて、もう我慢できなくて、思いが出ちゃった感じで。そうだよ、もう言って良いんじゃん、地元じゃん!と、SNSで個人的な思いを発信しています。思いを言うようになったら、そこからレッズサポーターの皆さんがお店に来て下さるようになりました」。
現在、ポルトボヌールはレッズビジネスクラブに登録しているが、そのコミュニティーがなくとも、ホームタウン浦和から、浦和レッズを、食文化で間接的に盛り上げていたことだろう。泰史さんの浦和レッズ愛は、会話の中から溢れ出てくる。
西川周作の来訪は、1人のお客様として。ショーケースの奥にある、ガラス張りの製造スタジオから、来店した西川の姿を見て、泰史さんは「たまげました」と当時を振り返る。「ウチに来ても、何も変わらない。取材を受ける姿や試合後、場内を1周する姿と、本当に何も変わらない、すごい人。心から応援しています」と泰史さんは笑みをこぼした。
「これからも浦和の街を盛り上げたい。J元年から浦和レッズを応援してきた中で、私の父はすでに他界しているのですが、若い頃、仕事で、初代監督の森孝慈(2011年7月17日 逝去)と親交があったそうです。兄も、三菱養和に加入していて。奥さんは、浦和で。北浦和の『志げる』で呑んでいると、近くに座っていたのは、落合弘さんで(笑)。こうした人との出会いや繋がりを、これから大切にしたいと思います」と話した。
J1リーグは折り返し。すでにナイトゲームに切り替わっている。抽選整理券の発券などを要する、ホーム自由席をご利用の方々を中心に早くから会場入りする場合もあると思うが、浦和の街を、日常から感じて頂ければ。そして、ビジターチームの皆さんにも、観戦の思い出の1つとして、オススメしたい。30日(日)の第21節・ジュビロ磐田戦は、ホーム埼玉スタジアム2〇〇2でジュビロ磐田との対戦。翌週7月6日(土)は、第22節・湘南ベルマーレ戦と浦和駒場スタジアムで対戦する。
☆店舗情報☆
[住所]
さいたま市浦和区北浦和1-24-11
[定休日]
(7月より)水曜日、木曜日
[SNS]
X(旧Twitter)、Instagram、ホームページ
[お問い合わせ]
048-711-8875
商品や店舗等のお問い合わせは、電話にて
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(有賀久子)
食にホーム、ビジター関係なし!自慢の浦和&埼玉グルメはコレだ!〜Patisserie Porte Bonheur編
全国にいる浦和レッズサポーター。そして年に1度、ホーム埼玉スタジアム2〇〇2や浦和駒場スタジアムにお越し頂くビジターチームのサポーターに届けたい、自慢の浦和&埼玉グルメを不定期でご紹介する。
『Patisserie Porte Bonheur(パティスリーポルトボヌール)』
“スイーツ激戦区”で知られる、さいたま市。浦和区に2015年に創業した、バス通りに面した洋菓子店である。JR北浦和駅から徒歩8分ほど。浦和の食文化の1つ、スイーツを、このお店で、是非とも味わってもらいたい。深緑の看板に『てんとう虫』が目印だ。
店名の『Porte Bonheur』はフランス語で、“幸せを運ぶ”や“幸せの扉”という意味を持ち、ヨーロッパで“幸せの使者”と位置付けられている『てんとう虫』をアイコンにしている。苺のショートケーキなど定番商品を十何種類、そこに季節の商品を十何種類と製造し、ショーケースは常時、華やかに彩られている。「夏の時期はフルーツを使ったものが増えていく」と、ポルトボヌール店主の渡邉泰史さん。
洋菓子に加え、クッキーやマドレーヌ、フィナンシェなどの焼き菓子も評判が高い。埼玉県が誇る地産地消と言えば、小麦だ。小麦文化が根付く埼玉県の店舗らしく、ポルトボヌールでも、県産小麦を使って焼き菓子を提供している。
地産地消を大切にする気持ちは、フランスでの修行時代に培ったもの。フランス東部・ロレーヌ地方の中心都市ナンシーやパリで邁進していた頃、地方にしかない菓子、その地域で生まれる理由、流行る理由を体感した。焼き菓子の詰め合わせは、贈り物にも最適だ。
と、ここまでが店舗の基本情報。
ポルトボヌール常連のお客様と言えば、背番号1・GK西川周作。
西川のオススメは、カヌレとシュークリームだという。西川は「間違いなし!個人的に大好きなお店」と太鼓判を押す。カヌレは、フランスのボルドー地方の伝統的な洋菓子。表面はカリッと、中はしっとり。絶妙の甘みが特長である。シュークリームは、パリッとした食感の生地の表面にゴマがトッピングされていて、香ばしい。そこにコクがあるカスタードクリームがたっぷりと詰まった、大満足の商品だ。
ポルトボヌールは、来年で10周年を迎える。聞けば、物件探しの中で、奥様の千恵さんに縁のある街・浦和に決めたという。泰史さん自身は、東京都出身。浦和のケーキ消費額の高さは情報として耳にしていたが、実感するのは、その後の話。地元をよく知る、奥様の後押しが効いた。
浦和に出店した。創業時から、泰史さんはウズウズしていた。何を隠そう、泰史さんは、Jリーグ元年からの浦和レッズサポーターなのだ。まさか、自分が聖地・駒場の近くに独立することになるとは。
泰史さんが中学2年生の時にJリーグが開幕した。1979年生まれの、サッカー界で言えば、ゴールンエイジ。浦和レッズOB・小野伸二とは、9月の誕生日が2日違い。子供の頃のヒーローは、ミス
ターレッズの福田正博さんだ。
「最初の3、4年ぐらいは、表立って浦和レッズが好きだという気持ちを発信していなくて。浦和エリア以外のお仕事もあったりして……。いろいろと考えて。でも、何かのキッカケで、僕が浦和レッズを好きすぎて、もう我慢できなくて、思いが出ちゃった感じで。そうだよ、もう言って良いんじゃん、地元じゃん!と、SNSで個人的な思いを発信しています。思いを言うようになったら、そこからレッズサポーターの皆さんがお店に来て下さるようになりました」。
現在、ポルトボヌールはレッズビジネスクラブに登録しているが、そのコミュニティーがなくとも、ホームタウン浦和から、浦和レッズを、食文化で間接的に盛り上げていたことだろう。泰史さんの浦和レッズ愛は、会話の中から溢れ出てくる。
西川周作の来訪は、1人のお客様として。ショーケースの奥にある、ガラス張りの製造スタジオから、来店した西川の姿を見て、泰史さんは「たまげました」と当時を振り返る。「ウチに来ても、何も変わらない。取材を受ける姿や試合後、場内を1周する姿と、本当に何も変わらない、すごい人。心から応援しています」と泰史さんは笑みをこぼした。
「これからも浦和の街を盛り上げたい。J元年から浦和レッズを応援してきた中で、私の父はすでに他界しているのですが、若い頃、仕事で、初代監督の森孝慈(2011年7月17日 逝去)と親交があったそうです。兄も、三菱養和に加入していて。奥さんは、浦和で。北浦和の『志げる』で呑んでいると、近くに座っていたのは、落合弘さんで(笑)。こうした人との出会いや繋がりを、これから大切にしたいと思います」と話した。
J1リーグは折り返し。すでにナイトゲームに切り替わっている。抽選整理券の発券などを要する、ホーム自由席をご利用の方々を中心に早くから会場入りする場合もあると思うが、浦和の街を、日常から感じて頂ければ。そして、ビジターチームの皆さんにも、観戦の思い出の1つとして、オススメしたい。30日(日)の第21節・ジュビロ磐田戦は、ホーム埼玉スタジアム2〇〇2でジュビロ磐田との対戦。翌週7月6日(土)は、第22節・湘南ベルマーレ戦と浦和駒場スタジアムで対戦する。
☆店舗情報☆
[住所]
さいたま市浦和区北浦和1-24-11
[定休日]
(7月より)水曜日、木曜日
[SNS]
X(旧Twitter)、Instagram、ホームページ
[お問い合わせ]
048-711-8875
商品や店舗等のお問い合わせは、電話にて
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