今シーズンから日本フットボールリーグ(JFL)所属の沖縄SVでプレーしている、浦和レッズOB・池?暢希。6月16日(日)、池?はリーグ第12節・第2日、レイラック滋賀戦[平和堂HATOスタジアム/滋賀県彦根市]に臨み、フル出場した。
6位・沖縄と、勝ち点2差で7位の滋賀は、互いに6月は勝ち星なしで、連敗ストップを狙っていたが、結果は1対1の引き分け。今節での順位の変動はなかった。
タフなゲームになった。試合は25分、沖縄・松下大祐にレッドカードが出され、10人の戦いを強いられた。その松下は打撲を負い、治療のために一時中断し、担架でピッチの外へ。滋賀は30分、この退場処分で得たFKをキッカー久保田和音が直接決め、先制に成功。たたみかけるように滋賀は攻め続けたが、沖縄は全員が身体を張って、最少失点のまま、時間を進めた。
攻撃面では、池?が数的不利を感じさせないように高い位置で運動量を増やし、左右に動いてボールをキープ。気温30.1°Cの中、味方にも大きな声で鼓舞するなど、闘争心を全面に出してプレーした。52分、池?は相手と激しくぶつかり、イエローカードを受ける。別の場面では小競り合いもあり、その熱さにベンチが反応するも、池?はすぐに切り替え、冷静にプレーに戻った。
沖縄は74分、チームで1点を返して、1対1。81分には、沖縄GK花田力が、フリーでシュートを放たれるも集中力高く、セーブ。85分過ぎ、池?がとうとう足を攣ってしまったが、交代枠がなく、必死でプレー続行。前線からボールを追うこともやめなかった。
結果は、1対1の引き分け。池?がレギュラーで出場する沖縄SVの次節は、沖縄に戻り、6月23日(日)、2位に位置するFCティアモ枚方と対戦する。
池?は試合後、「チームが勝てていない状況で、きょうも厳しい状況になってしまったが、全然、納得はできないですけど、勝ち点1を持って帰れたのは大きかったのかなと思う。結果として、チームとして1点決められたのは大きかったが、10人でも、もう少し、やれる部分はあったので、もっとゴール前で仕事ができれば良かった。この悔しい気持ちを次に活かせたらと思う。この勝ち点1を無駄にしないように、次の試合にしっかりと生かしたい」と振り返った。
池?には、沖縄キャンプ中に話を聞いている。“チームを勝たせられる選手”になることを常に目標に置いている。今回の試合からは、浦和レッズ時代以上の心技体の強さが見えた。嬉しい驚きを感じながら、再会を誓った。
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(有賀久子)
沖縄SV・池?暢希、フル出場でチームを鼓舞
今シーズンから日本フットボールリーグ(JFL)所属の沖縄SVでプレーしている、浦和レッズOB・池?暢希。6月16日(日)、池?はリーグ第12節・第2日、レイラック滋賀戦[平和堂HATOスタジアム/滋賀県彦根市]に臨み、フル出場した。
6位・沖縄と、勝ち点2差で7位の滋賀は、互いに6月は勝ち星なしで、連敗ストップを狙っていたが、結果は1対1の引き分け。今節での順位の変動はなかった。
タフなゲームになった。試合は25分、沖縄・松下大祐にレッドカードが出され、10人の戦いを強いられた。その松下は打撲を負い、治療のために一時中断し、担架でピッチの外へ。滋賀は30分、この退場処分で得たFKをキッカー久保田和音が直接決め、先制に成功。たたみかけるように滋賀は攻め続けたが、沖縄は全員が身体を張って、最少失点のまま、時間を進めた。
攻撃面では、池?が数的不利を感じさせないように高い位置で運動量を増やし、左右に動いてボールをキープ。気温30.1°Cの中、味方にも大きな声で鼓舞するなど、闘争心を全面に出してプレーした。52分、池?は相手と激しくぶつかり、イエローカードを受ける。別の場面では小競り合いもあり、その熱さにベンチが反応するも、池?はすぐに切り替え、冷静にプレーに戻った。
沖縄は74分、チームで1点を返して、1対1。81分には、沖縄GK花田力が、フリーでシュートを放たれるも集中力高く、セーブ。85分過ぎ、池?がとうとう足を攣ってしまったが、交代枠がなく、必死でプレー続行。前線からボールを追うこともやめなかった。
結果は、1対1の引き分け。池?がレギュラーで出場する沖縄SVの次節は、沖縄に戻り、6月23日(日)、2位に位置するFCティアモ枚方と対戦する。
池?は試合後、「チームが勝てていない状況で、きょうも厳しい状況になってしまったが、全然、納得はできないですけど、勝ち点1を持って帰れたのは大きかったのかなと思う。結果として、チームとして1点決められたのは大きかったが、10人でも、もう少し、やれる部分はあったので、もっとゴール前で仕事ができれば良かった。この悔しい気持ちを次に活かせたらと思う。この勝ち点1を無駄にしないように、次の試合にしっかりと生かしたい」と振り返った。
池?には、沖縄キャンプ中に話を聞いている。“チームを勝たせられる選手”になることを常に目標に置いている。今回の試合からは、浦和レッズ時代以上の心技体の強さが見えた。嬉しい驚きを感じながら、再会を誓った。
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