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REDSインタビュー

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乗松瑠華インタビュー

6年間、JFAアカデミー福島でプレーし、今季、地元の浦和レッズレディースに加入した乗松瑠華。現在、センターバックとして開幕戦から出場。レギュラーの座をつかみ、5月には、なでしこジャパンの初招集もあった。複数のポジションでプレーすることができる、今後が期待される選手だ。


乗松瑠華です!

RP:まずは、代表初招集となったAFCアジアカップから振り返りましょう。なでしこジャパンの一員として戦った感想を教えていただけますか?

乗松:練習も試合も、ずっと緊張していました(笑)。試合にむけた緊張感など、代表の雰囲気になかなか慣れませんでしたが、ピッチの上では、選手1人1人が持っているもののレベルが高いので、間近でいろいろな選手の良いところを見ながら、「自分も、このプレーはまねしたいな」と考えながら、毎日過ごしていました。とにかく、学ぶことが、たくさんありました。

毎日学んでいたと乗松

RP:この先も代表に選出されるぞという意欲も高まったのでは?

乗松:はい。レベルが高くて、自分との差も感じたので、まずは浦和レッズレディースでよりもっと自分のプレーを追求していきたいですね。そして、あの代表の中でも、しっかりと自分の良さを出していけるようになれば、いずれは定着できるようになるのかなと思っています。

RP:どこに一番、今の自分と比べて差を感じるのでしょうか?

乗松:ミスした後の修正がとにかく早いことですね。あとは、ほんのちょっとしたポジショニングにまでこだわってプレーしているなと感じました。こういうことは、チームでも意識できることですし、これから浦和レッズレディースで何ができるかが大事だと思います。

RP:代表選手たちには、帰国してすぐにプレナスなでしこリーグの再開試合が待っていました。乗松選手は、疲労がたまっての体調不良で、日テレ・ベレーザ戦に出場できませんでしたが、勝利という朗報はうれしかったのでは?

乗松:すごくうれしかったです。出発前の岡山湯郷Belle戦で負けてしまって、(再開後に)良いスタートをきることができたら良いなと思っていたので、自分は出場できませんでしたが、結果を見ながら喜んでいました。良い流れでリーグに入ることができて、さらに前節のジェフ千葉レディース戦でも勝利。内容はともかく、勝てたことが大きかったと思います。

RP:今年は、本当に千葉戦のような試合でも勝利につなげられていますね。

乗松:今シーズンは、セットプレーで決まっていることが多いですよね。なので、しっかりと守備で守りきれれば、セットプレーなどでチャンスは来ると思っていたので勝てて良かったです。

RP:開幕戦に先発出場してからレギュラーに定着しました。リーグ戦ではもう緊張しにくくなりましたか?

乗松:いや、結構まだ緊張しています(笑)。代表へ向かう前に、ようやく慣れてきたかなと感じていたのですが、アジアカップでまたチームを離れてしまい、ベレーザ戦も欠場してしまったので、千葉戦はすごく緊張した中でプレーしていました。

RP:JFAアカデミー福島からトップリーグに上がって、今、感じることは何ですか?

乗松:やっぱり、チャレンジリーグの舞台とトップリーグとでは、プレーの質やタイミング、すべての面においてレベルが高いなと感じていて。でも、その中でも、もう少し自分もやれるなと思うところがあるので、周りの選手と合わせながら、自分の質などを高めていければと思います。アカデミーにいる頃は、周りからアドバイスを受けることは少なくて、今はチームメイトが声をかけてくれるので、そういう声を通じて、いろいろなことに気付かされますね。

RP:吉田靖監督からはどんな指示があるのでしょうか?

乗松:いろいろなポジションでプレーできることが自分の強みですが、アカデミーではボランチでプレーしていて、今シーズンからはセンターバックをやっています。監督からは、自分の長所を生かしながらも、リスクをおかさないようにと言われています。

RP:やはり、1列下がっただけでプレーは変わってきますもんね。

乗松:高い位置だったら、無理にでもボールをつなぐ場面がありましたが、今は最終ラインなので、後ろにはGKしかない状況です。無理につなぐことはせず、クリアをするという選択肢を持ってプレーするようにと監督から言われています。相手の前でつなぐのではなく、相手をひっくり返すようなパスですよね。一度大きく、自分たちがまず押し上げられるような、相手の最終ラインを越すようなクリアボールを、最近はトライしているところです。

RP:サッカーを始めたのはいつぐらいから?

乗松:幼稚園の頃からやっていました。当時はまだ遊びでしたけど。1つ年上の兄がいるので、兄の影響で始めました。小学校へ入ってからは、きちんとプレーし始めて。あとは、5年生頃からは、ハートフルクラブで指導も受けていましたよ。その頃からは本格的にプレーしていました。

RP:再び浦和レッズというのはうれしの方が強いですか?

乗松:そうですね。また、親も浦和レッズに入ってほしいと言っていたので、浦和レッズレディースに入ることは親孝行でもあると思っていました。チームのことは、小さい頃から知っていました。レッズレディースしか知らないくらいの子供だったので、今、レッズでプレーできることは、うれしいです。

RP:今年の目標はどういうところに置いていますか?

乗松:個人の目標も、チームと同じです。チームが優勝できるように、1試合1試合しっかりと勝つこと。今は、なでしこジャパンを経験して、また、あの場所に行きたいと感じたので、また代表に食い込んでいけるように、チームでも結果を残しつつ、自分の良さを伸ばし、改善すべきことを直していきたいと思います。

RP:浦和駒場スタジアムの雰囲気はいかがですか?最後にサポーターの皆さんへメッセージを。

乗松:サポーターの皆さんの数がどのチームよりも多くて、雰囲気もすごく良くて、毎試合、自分たちの力になると感じています。でも、どの試合でも緊張しちゃうんですけどね。ディフェンスラインからのパスで一気にチャンスを作るなど頑張っていきますので、これからも応援をよろしくお願いします。
(インタビュアー/有賀久子)
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