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ハートビートレッズ×PRESS

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西川周作が前を向いた理由

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00『Good Luck! Morning!』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送)。今週放送した中から、厳選した1本をレッズプレスにて掲載します。


試合終了後に行われる選手への取材。ここでの発言が、新聞やネットで紹介されます。試合に勝ったり活躍したりしたならば明るいコメントが出ます。その一方で、負け試合や敗戦に関わってしまった際、選手はどういった態度を取るのか。ここでプロとしての姿勢が分かります。そんなことが、先日の明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ決勝第2戦の後にありました。

大勢のメディアが待ち受ける中、西川周作が現れました。ショックな敗戦に、西川の中には悔しさや怒り、むなしさがあったはずです。しかし西川は、いつものように時折笑顔を見せながら、自分の気持ちを丁寧に伝えていました。西川は「質問に答えない」ことだってできました。なのに、なぜ西川はいつもの表情で取材を受けたのでしょうか。

「試合が終わってスタジアムを1周した時、悔しさを全部ピッチの上に置いて、気持ちを切り替えました。確かに時間がたって、悔しさがこみ上げてきましたが、今季を振り返るとやり切ったシーズンだった」と、西川は胸を張ります。

浦和は、目標のJ王者にはなれませんでした。しかし、JリーグYBCルヴァンカップ優勝と、最少失点と最多タイの勝点という勲章を得ることができました。さらに日本代表の守護神として戦ったことも西川にとって自信になったはずです。

〜決して、下を向くことはない〜

西川周作の表情は、そう言っていました。
2016年12月6日放送(佐藤亮太)

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