back

ハートビートレッズ×PRESS

top
「ウメ 待っているぜ」

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


ヴィッセル神戸を破り、YBCルヴァンカップ準決勝に進出した浦和レッズ。次の試合は明治安田生命J1セカンドステージ第11節、9月10日(土)に行われるホームのサガン鳥栖戦となります。浦和はリーグ戦で連敗中。まずは鳥栖に勝って、続くFC東京戦、サンフレッチェ広島戦、ガンバ大阪戦へと向かいます。

そうした中、ショックなニュースがありました。梅崎司が、ルヴァンカップ準々決勝第1戦(8月31日)で、左ひざ前十字じん帯を損傷。具体的な復帰時期は分かりませんが(9月8日に全治6カ月と発表)、長期離脱となりました。ベンチスタートの多かった梅崎でしたが、攻撃のカードとして役割を果たしていました。それだけに、梅崎の離脱は痛手です。

梅崎はこれまで大きなケガを乗り越えてきました。2009年11月、練習中に右ひざ前十字じん帯損傷。ようやく試合に出られる目途が立った2010年8月、今度はトレーニングマッチ中に右ひざの半月板を痛め、再び離脱してしまったのです。

当時の梅崎は「なぜ、自分ばかり……」と思っていました。しかし、東日本大震災をキッカケに、心境が変わります。些細なことでも常にプラスのことを考えながら、リハビリを続けました。梅崎が戦線復帰したのは、残留争いをしていた2011年シーズン後半でした。一度目のケガから、約2年も掛かったのです。

5シーズンが経過し、再びケガが梅崎に襲い掛かりましたが、これまでの経験があるからでしょうか、「また乗り越えられると不思議と自信がある」と、前向きにとらえています。ミハイロ ペトロヴィッチ監督は「梅崎はやりすぎなくらいプロフェッショナルな選手。だから、われわれの思っている以上に、早く復帰できるはずだ。梅崎に家族がいるように、われわれも家族として梅崎を支えたい」と、エールを送ります。

この気持ちはサポーターも同じです。9月4日(日)に行われたルヴァンカップ準々決勝第2戦のゴール裏には、「ウメ 待っているぜ」と書かれた横断幕がありました。29歳の梅崎。復帰する頃には、30歳になっているでしょう。新しい「梅崎司」を見せるべく長いリハビリが始まります。
2016年9月6日放送(佐藤亮太)


お知らせ
2016年9月待受カレンダー公開
2016年シーズン浦和レッズ試合情報まとめ



(c)REDS PRESS