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ハートビートレッズ×PRESS

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伊藤涼太郎「早く試合に出て、ヤマさんに恩返ししたい」

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


7月23日(土)に行われたアウェイ・鹿島アントラーズ戦で勝った浦和レッズ。年間勝点順位を見ますと、2位・鹿島と勝点46で並び、得失点差で3位。しかし、その翌日、大原サッカー場で大宮アルディージャとトレーニングマッチを行いましたが、1本目終了間際に失点を喫し、0-1で敗れました。

この試合にボランチで出場したのが伊藤涼太郎です。加入した頃は、身体の細かった伊藤ですが、今はちょっと違います。相手選手とマッチアップしても簡単に倒れませんし、当たり負けせず、ドリブルを仕掛けました。それもそのはず、日ごろから適切な食事や筋力トレーニングを続けた結果、半年前と比べ、体重は7キロ増えたそうです。さらに、毎日の練習では、柏木陽介、阿部勇樹、槙野智章といった、日本代表クラスの選手とマッチアップしているだけに、自然と力強さが備わってきました。

伊藤は大宮との試合で、あるプレーを見せました。それは身体を回転させながら、相手を振り切るプレー。フランス代表として活躍したジネディーヌ ジダンがやっていた「マルセイユルーレット」です。これを連続で2回、見せたのです。結局かわせたのは1人ですが、観客を大いに沸かせました。

実はこのプレー、伊藤なりのミハイロ ペトロヴィッチ監督へのアピールなのです。伊藤は、「とっさに浮かんだプレーですが、あれが僕の特徴。360度囲まれているボランチも良いですが、やっぱり、前でプレーしたい。ミシャにシャドーで使ってもらえるように、頑張りたい」と話しています。


そんな伊藤を見つめる、強化部の山田暢久さん。試合前、伊藤は山田さんから、低い声で「おい、見ているからな」と言われたそうです。これには気合が入りました。「ヤマさんに、今も見てもらえているんだと感じますし、『あいつを取って良かった』と思われるように、早く試合に出て、恩返ししたい」と言います。

チームの勝利を見るのがサッカーの楽しみなら、選手の成長を見守るのも、楽しみの1つ。伊藤涼太郎 18歳。伸び盛りの夏本番を迎えようとしています。
2016年7月25日放送(佐藤亮太)

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