濱田水輝、何度も味わった悔しさを乗り越えて
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。
J1は、明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ決勝を残すのみ。一方、J2もクライマックスを迎えています。11月29日(日)、J1昇格プレーオフ準決勝の2試合が行われ、セレッソ大阪、そして、アビスパ福岡が勝ち上がり、残り1枠を争います。
福岡といえば、浦和レッズで現役を終えた井原正巳監督、そして、ディフェンスラインには浦和ユース出身の堤俊輔と濱田水輝がいます。濱田は今季、浦和から完全移籍を果たし、26試合に出場して4ゴールを決めました。
濱田は、浦和では出場機会に恵まれず、一時、アルビレックス新潟に期限付き移籍しました。しかし、大事な試合で起用されたものの失点に絡み、悔しさのあまり、涙を見せたこともありました。また、ロンドンオリンピックでは出場権を得たものの、肝心な本戦では選ばれず、悔しい思いばかりをしました。だからこそ、いまの濱田の活躍は、一層うれしく感じられます。
「アジアの壁」と呼ばれた井原監督からディフェンスラインを任された濱田ですが、腰を痛めて7月中旬から約3カ月間の離脱。終盤になり、レギュラーを奪い返し、福岡の躍進を支えました。その水輝が、11月22日「良い夫婦の日」に入籍をしました。クラブを通じて、濱田は「より一層、責任感と日頃、応援してくださる方々への感謝の気持ちを持って、サッカー選手として成長できるように頑張りたい」とコメントしています。
実は、濱田は料理が全くできず、冷蔵庫にはミネラルウオーターしかありませんでした。身体が資本のサッカー選手。今季から福岡に移籍して食事は大丈夫か? と心配していました。しかし、この夏、濱田に会うと、「食事は大丈夫です。作ってくれる人がいます。結婚しようと思っている人なんで、大丈夫です」とニコリとしていました。
何度も味わった悔しさを乗り越えて、アビスパ福岡では、そのチーム名から「アビの壁」と呼ばれる濱田。あと1つ勝ち、来季、埼スタで再戦することを、われわれは待っています。まずは、結婚おめでとう!!
2015/12/01放送
(佐藤亮太)
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