湘南・山田直輝が語る、鈴木啓太のメッセージ
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。
今週末11月22日(日)は、明治安田生命J1セカンドステージ最終節となる、ホーム・埼玉スタジアム2002でのヴィッセル神戸戦です。この試合で少なくとも勝たなければ、年間勝点で首位を奪還することはできません。結果は重要ですが、試合後には、今季限りで浦和レッズを去る鈴木啓太の退団セレモニーが行われます。
啓太は、浦和がJ2だった2000年に加入し、現在所属する選手の中で、最も長い在籍年数となっています。多くの監督、そして、多くの選手とともに戦いましたが、湘南ベルマーレに期限付き移籍中の山田直輝もその1人です。
直輝には、啓太にまつわる忘れられないエピソードがあるそうです。
それは浦和が残留争いをした2011年シーズン。この年、ヤマザキナビスコカップ決勝に進出した浦和は延長の末、鹿島アントラーズに敗れました。この試合で、退場となった山田直輝。優勝に沸く鹿島の選手を見て、悔し涙を流しました。
その直輝は、啓太に「あの姿をしっかり目に焼き付けておけ」と言われ、また、試合の数日後、直輝は原口元気と共に、啓太から「レッズでもう一回、タイトルを取りたい。もし取れたなら、オレはもうやめても良い」と言われました。
直輝、原口元気といった若手選手と一緒に、もう一度、タイトルを取りたいという思いが強かったはずです。ただ、今は別々のチームにいる2人。チームメイトとして、一緒に優勝を味わうことはできず、直輝は「悔しい気持ちはある」と話します。
ただ、後押しはできます。実は次節、山田直輝が所属する湘南の相手は、首位のサンフレッチェ広島。現在、湘南は3連勝中。勢いがあります。「チャンスがあるなら、ゴールを決めたい。決められたら、啓太さんへの恩返しになる」そう山田直輝は意気込んでいます。
これまで最終節では、さまざまなドラマが起こります。今年も何かが起こるかもしれません。
FM NACK5では、試合当日22日の午後1時20分から神戸戦の中継を行います。スマートフォンのラジコで、あるいは、携帯ラジオを持ってスタジアムでお聞きください。そして、浦和で最後となる鈴木啓太の姿をこの目に焼き付けましょう。
2015/11/19放送
(佐藤亮太)
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