平川忠亮「良い時も悪い時も、同じように努力をする」
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。
地域密着の一環として、浦和レッズは大原サッカー場の隣にある埼玉県障害者交流センターでの「センター祭」に毎年、参加しています。今年は11月8日(月)に開催され、ゲストとして浦和レッズからは平川忠亮が参加。そして、もう1人、ブラインドサッカーチーム埼玉T・Wings所属の加藤健人選手とのトークイベントが行われました。
ブラインドサッカーをご存じかとは思いますが、目の見えない方が、ボールに付けられた鈴の音や味方の声を頼りに行われる競技です。なぜ、このトークショーに平川が参加したのか? 実は平川、練習中にボールが顔面にあたり、数日間、目が見えなくなった経験があったからです。平川は、引退の二文字が頭をよぎるほど、覚悟をしたそうです。そうした経験から、ブラインドサッカーに興味を持ち、今回のトークイベントとなったのです。
実際、アイ・マスクを着け、プレーした体験のある平川は、「まず歩き出すのが怖かった。自分だけでは何もできない中でプレーしなければならない、難しいスポーツ。でも周りの声や助けで、怖さが楽しさになった」そう話しています。
一方、加藤健人選手は、小さい頃からJリーガーを目指し、サッカーをしていました。中学ではキャプテンを務め、高校の途中までプレーしていましたが、病気のため、視力が低下。夢を諦めざるを得ませんでした。しかし、加藤さんを立ち直らせたのもまたサッカーでした。ブラインドサッカー日本代表である加藤さんは、会社に勤めながら、トレーニングを積む傍ら、競技の普及活動も行っています。
このトークイベントで、平川はこんなことを話しています。「サッカーはうまく行かないことの方が多い。でも、良い時も悪い時も同じように努力をする。いつか、絶対にうまくプレーできる。そう思って、今まで続けてきました」。
この平川の言葉。サッカーやブラインドサッカー、そして、普段の生活にも通じる言葉ではないでしょうか。
2015/11/10放送
(佐藤亮太)
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