(有賀久子)
彩艶、航があげる日本代表の強さとは
3月25日(火)、史上最速でワールドカップ出場を決めた日本代表。どの時代も、日本代表チームは、集合から試合までの準備期間は短いものだ。特に現在は、メンバーの多くがヨーロッパでプレーしているだけに、日本までの移動時間も身体の負荷になる。だが、この最終予選で、彼ら日本代表がピッチで見せたパフォーマンスは、その準備期間の短さを感じさせなかった。その強さを、鈴木彩艶は、どのように感じているのか。
彩艶は「個々の選手が所属しているクラブのレベルを見たら分かると思いますけど、常にみんなが、非常にレベルの高いところでやっている。もちろん、短い時間で合わせなければいけないところもありますけど、その中でも、選手1人1人のレベルが高いので、そこまで難しさっていうところは感じない。それが良い強みかなと思います」と話した。
キャプテンを務める遠藤航は、どう感じているのだろうか。
遠藤は「選手層というか、誰が出ても良い戦いが出来る、というか。選手それぞれがしっかりと特長を出しながら結果を残せる、というのが、今の日本代表チームを強みになるかな。その分、競争も激しい。そこを、みんなが分かっている上で、とにかく結果を残し続けなきゃっていう、そういうハングリーさがあるのが、日本代表というチームの良さだと思います」と話した。
技術の高さや戦術理解の早さはもちろんのこと、高いレベルで、常に高みを目指す姿勢を持ち合わせていなければ、現在の日本代表に食いこむことは難しいだろう。日本代表はより狭き門になっていると強く感じたワールドカップ・アジア最終予選だ。
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