自分たちのサッカーを曲げない
20日に行われた雪の仙台での皇后杯準々決勝・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦。浦和レッズレディースは前半で2点先行。このまま勝つと思いきや、後半に2失点し、同点に追いつかれた。
しかし、動じず、2失点目からの6分後の83分、セットプレーで追加点を挙げ、競り勝つなど、堂々とした戦いぶりを見せた。
チームは皇后杯ここまでMF柴田華絵の欠場をものともせず、複数ポジションをこなせる選手たちの相互補完で勝ち済んだ。
千葉L戦ではFW菅澤優衣香がスタメン出場し80分までプレー。得点源の復帰は2冠達成に向けて、明るい材料だ。
準決勝の対戦相手は新潟L。準々決勝でINAC神戸に3−2の逆転勝ち。古巣相手にDF北川ひかるが張り切りそうだ。
新潟L戦を展望した森栄次監督は「相手より自分たちが、自分たちのサッカーをして勝っていこうよと。そこを曲げずにやっていきたい」と話した。奇をてらわず、これまで培ったサッカーで頂点を目指す。
負けたら終わりの皇后杯。それなりにプレッシャーはあるはずだが選手からは「目の前の相手に勝つ」「リーグと同じように1戦1戦、戦っていく」と変わらぬ気構え。
だからこそ「チームとして良い方向に向いていると思う」とキャプテンマークをつけるDF南萌華の言葉が頼もしい。
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