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試合レポート|2019プレナスなでしこリーグ第2節・日体大FIELDS横浜戦=試合展開、監督コメント|レッズプレス!!
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2019プレナスなでしこリーグ第2節・日体大FIELDS横浜戦=試合展開、監督コメント
浦和レッズレディースが連勝!日体大に5ー1で勝利
3月21日(木)に開幕した2019プレナスなでしこリーグ1部。浦和レッズレディースは、中2日で第2節・日体大FIELDS横浜戦を迎えた。開幕戦を2ー1の白星で飾り、今季から指揮を執る森栄次監督は先発メンバーを変更することなく、選手をピッチへ送り出した。
【浦和レッズレディースメンバー】
GK松本真未子
DF清家貴子・長船加奈・南萌華・佐々木繭(交代48分/→MF柴山史菜)
MF安藤梢(交代64分/→DF高橋はな)・栗島朱里・柴田華絵・水谷有希・吉良知夏(交代78分/→MF大熊良奈)
FW菅澤優衣香
開始4分、ミスによる失点から始まった。残り時間は十分にあるとはいえ、選手がどのように対応するか。中村修三GM、宮崎義正レッズレディース担当部長がスタンドから見つめる中で、メンタル面が試された。
森監督は、日頃の声掛けや選手の反応を振り返りながら「(ミスによる失点で始まる試合は)絶対に出てくるもの。ビハインドの形から、じゃあ、どうやって点を取って行くかというところが重要で、それは上に行くには絶対に必要なこと。決して誰々のせいとかではなく、みんなでとにかく取り返していこうと日頃から言っている。問題なかった」と話した。
選手への信頼を感じる指揮官の言葉通り、決定機を作ることができないものの、浦和は冷静に展開した。迎えた28分、中盤でセットプレーの機会を得た。栗島朱里が相手の出遅れを見逃さず、すかさずボールを奪う。相手はファールで止めることしかできずに、浦和はFKの判定を受けた。キッカーは吉良知夏が務め、ゴール前に鋭いボールを入れると、高い打点で長船加奈が頭で合わせ、1ー1。同点とした。
このままハーフタイムに入り、監督が挙げた前半の修正点は、中央に選手が集まりすぎたこと。浦和の選手2人に対して、相手が1人で楽にマークできていたこと。そして、裏への狙いの少なさ。わずかな時間で監督と選手が戦い方をすり合わせ、後半に臨んだ。中盤をボックス型にしたことで、サイドバックは高い位置を取ることができ、清家貴子、途中出場の柴山史菜が積極的に攻撃に絡む。52分、南萌華が入れたボールに水谷有希が混戦の中、頭で合わせ、勝ち越しゴール。68分には菅澤優衣香がフリーでGKと1対1。冷静に押し込んだ。2人は開幕戦に続くゴールとなった。
74分には柴田華絵が左からの鋭いボールにニアサイドで合わせ、リードを広げる。開幕戦は終盤に足が止まった点を課題の1つに挙げていたが、この日は交代枠も高橋はな、大熊良奈という攻撃的な選手を入れ、果敢にシュートを狙い、日体大を圧倒した。最後にアディショナルタイムに入ったところで水谷が2ゴール目を、左から菅澤のボールに再び頭で合わせた。終わってみれば、5ー1で勝利。開幕戦からの連勝となった。
【試合スコア】
4分:失点(日体大:李誠雅)
28分/長船加奈
52分、90+2分/水谷有希
68分/菅澤優衣香
74分/柴田華絵
《森栄次監督》
試合は1点ビハインドのところから入ったが、向こうのシステムと浦和のシステムがアンバランスになり、うまくいかないシーンが若干あった。後半、そこを修正して形を変えたため、うまくいった。前半に1ー1で折り返してくれたことも大きかった。
(攻撃面でポジショニングが)狭すぎて、相手1人で浦和の選手2人を見ることができてしまっていた。もう少しワイドに開いて、スペースをうまく使い、相手がワンツーマンでマークするように修正したのと、システムをボックス型、2トップにして的を作った。特にきょうはセットプレーが大事だと非常に思った。浦和には長身の選手がいる。そこを武器にしていけたらなと思っている。
(佐々木の交代は)前半途中に接触があって、本人から痛いということで早めに切り替えた。
(システム変更など柔軟な戦術を見せているが?)狙いであるし、自分たちで考えたりだとか、その場その場でいろいろなことを判断していくところは成長に繋がるだろう。次は日テレ・ベレーザ戦。どう出るかは分からないが、目一杯、精一杯、頑張ってやっていきたい。ある程度、リサーチはできているが、ハマるかはやってみないと分からない。前線からプレスをかけることは変えずに、ショートカウンターを狙ったりだとか。ボールを回せたらなとは非常に思うが、そこはまだ対戦していないので未知だ。今年の良い物差しになるだろう。
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