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試合レポート|2018プレナスなでしこリーグカップ1部Aグループ第7節 日体大FIELDS横浜戦=試合展開、コメント|レッズプレス!!

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2018プレナスなでしこリーグカップ1部Aグループ第7節 日体大FIELDS横浜戦=試合展開、コメント

白木星が2ゴールも、2−2のドロー決着に

土砂降りの試合はまさかの引き分けとなった。

なでしこリーグカップ1部Aグループ第7節が行われ、浦和レッズレディースはアウェイで日体大FIELDS横浜と対戦した。

(先発メンバー)
GK松本真未子
DF遠藤優・長嶋洸・高畑志帆・長嶋玲奈
MF白木星・塩越柚歩・佐々木繭・大熊良奈
FW吉良知夏・清家貴子

(交代)
86分MF白木→FW安藤梢
86分MF大熊→FW菅澤優衣香

試合は30分、ゴール中央からMF大熊良奈のシュートのこぼれ球にMF白木星がつめて、浦和が先制。後半の立ち上がりに追加点を奪おうと攻め上がる浦和だが、日体大に少ないチャンスをモノにされる。58分、67分といずれもセットプレーから頭で決められ、立て続けの2失点で逆転される。そして迎えた83分、MF佐々木繭がGKとDFの間に浮き球のパスを通すと、MF白木が右足で押し込み、同点に追いついた。アディショナルタイムを合わせて残り11分、浦和は猛攻を仕掛けるも及ばず、2−2の引き分け。2試合連続のドローとなった。

前節のホーム・アルビレックス新潟レディース戦から先発を10人変更。出場機会の少ない選手には絶好のアピールの場になるはずだったが、降り続く雨、ピッチコンディションの悪さも手伝い、ズレがさらなるズレを呼んでしまった。

それでも前半は良かった。特に右SB遠藤優が効果的なオーバーラップを何度も繰り返し、攻撃の起点となった。また、久しぶりの先発出場となったDF高畑志帆のヘディングシュートも光った。FW清家貴子の突破でもチャンスを作った。

ただ、肝心のゴールが入らなかった。バー直撃、ポスト直撃とどうも相性が良くなかったようだ。前半はシュート11本ながら、得点は1点。こうなると浦和に焦りが生まれ、日体大には「なんとかなる」という希望を与えてしまう。

後半に入り、56分にはFW吉良知夏のパスに飛び出したFW清家がGKと1対1となったが、外してしまう。その直後だった。日体大のカウンターをファウルで止めたあとのセットプレーで失点。追いつかれた浦和は攻めに攻めるが、この1点を死守すべく、ゴール前をがっちり固められて攻めが停滞。

すると67分にCKから失点。9分間でセットプレーから2失点を喫した。

その原因について。

「一瞬集中が切れてしまった。決め切れない時間が長く、ダラっとしてしまったのは間違いない」(塩越)

「ちょっとのズレがミスや失点につながってしまった。守り切る点でも甘かった。」(遠藤)とそれぞれ分析。

付け加えるならば、試合勘、あるいは試合体力の不足。攻め疲れによる戻りの遅さが失点を招いてしまった。

86分にMF白木が決め、同点となったが、それ以前に決めるときにきっちり決めなければ、勝てる試合も勝てない。そのことをあらためて思い知らされる試合となった。


≪石原孝尚監督≫
(メンバーを大幅に入れ替えましたが)チームとして、公式戦の中でどのくらいできるか。また、日体大相手にきょうのメンバーが効果的だと考えた。その点で狙いはできていたが、あとは勝ち切ること。選手たちの関わりや仕掛けの部分は良かった。立ち上がりから良かったが、決めるときに決めなければならない。もう少し守備や攻撃での集中が必要だった。セットプレーなどのワンチャンスをモノにされたが、下を向かず次につなげていきたい。

≪白木星≫

引き分けたのは悔しい。FWとしては点を取ること、そして全体のバランスを考えながらプレーした。(1点目は)ピッチコンディションが悪かったぶん、こぼれ球を狙っていた。(2点目は)(佐々木)繭さんが良いところにボールを出してくれた。あとは決めるだけだった。

≪高畑志帆≫
久しぶりの試合。監督、コーチからは自分らしさを出すように指示があった。全員が同じイメージをしながら試合に入れた。しかし、試合はうまくいかず苦戦した。全体を見ながらプレーしつつ、自分自身のプレーもしっかりしたかったが、もっと余裕を持ってプレーしたかった。先制点を取れたことは良かったが、追加点が取れるように畳みかけることができなかった。

≪塩越柚歩≫

練習でもボランチをやっており、きょうのスタメンは練習でやっているメンバーなので不安はなかった。カバーし合えるので思い切りやろうと思った。ミスしてもいいから、取り返せばよいと思い切りプレーはできた。セットプレーでの失点だったので崩されたわけではないが、一瞬、集中が切れてしまった。決め切れない時間が長く、ダラっとしてしまったのは間違いない。

(猶本選手の移籍でボランチがひとつ空く中、監督もさまざまな起用法を考えていると思います。よりレギュラーに塩越選手が近づくための課題は?)きょうの相手、日体大は今季昇格したチーム。その相手にできているからと言って、上位のチームにできるとは限らない。練習でできたことが、INACやベレーザにも出せたり、球際の強さ、判断力、すべてを上げれば、自分も(ポジションを)狙いえる位置にいけると思う。

≪遠藤優≫
もともとサイドハーフなので、SBでも駆け上がって、オーバーラップして、持ち味を出そうとした。ちょっとのズレがミスや失点につながってしまった。課題として、丁寧に進めていきたい。

守り切る点でも甘かった。球際ではスライディングをしてでも守り切る場面が少なかったと感じた。戻り切る面も足りなかった。追いつけたことは良かったが、攻めていて、みんな(後ろに)いなくなってしまった。頑張って戻ることが大事。

≪大熊良奈≫
前半はあまりボールを収められなかったが、徐々に触る回数が多くなった。1点目で裏に出て起点になれたことは良かった。(2失点については)気の緩みというか、集中力が切れた部分があった。その前後で間延びはあった。

(佐藤亮太)

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