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試合レポート|2018プレナスなでしこリーグカップAグループ第2節・日体大FIELDS横浜戦=ポイント|レッズプレス!!

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2018プレナスなでしこリーグカップAグループ第2節・日体大FIELDS横浜戦=ポイント

なでしこジャパンに招集されたFW菅澤優衣香、MF猶本光、GK池田咲紀子、U−21で招集された木崎あおいといった代表組が不在のなかでも、浦和レッズレディースは盤石だった。

リーグ戦で1−4と敗れている日体大FIELDS横浜。同じ轍は踏むまいと出足素早く中盤ではプレスをかけ、対策はばっちり。

ただ、同じくらい、いや、それ以上に動き回った浦女イレブン。

35分、相手GKのミスとはいえ、しっかり決められたのは運動量と的確なプレスの賜物。2点目は柴田、加藤、吉良、清家と4選手が絡み、まるでピンボールのようにつないで生まれたゴールだった。

とはいえ、19分のファンブル。26分のミドルシュート。後半終了間際、1対1のところをGK松本が飛び出したシーンなどヒヤリとした場面はあったが、選手全員が飛び、足をのばし、身体をぶつけながら、ボールを奪い、味方につなげた。

こうしたことが90分間、通してできるのは昨年以上に選手がプレーへの責任感を高くもっているからこそ。決して人任せにしない。たとえミスでカウンターを受けたとしても、必ずサポートが入る。だからこそ失点が少なく、しぶとく勝つことができる。

チームのいまの守備について石原監督は「最初から出た選手、途中から入った選手と(試合中の)頑張りどころが分かるようになった。チームとして経験を積めているから危ないシーンでも失点につながっていない」と言えば、DF高畑は「ボールを失ったあとの切り替えの瞬間、この一瞬が一番、大事。オフの時間を作らせないようにしている」と話した。

また安藤は「ボールと相手から取り切る、身体を張るうえで、『軽いプレーはやめよう』と周りも言っている。そうした意識や戦う姿勢がでている。できていないと周りの選手からも声が出るようになった」と語った。

つまり、チームは何をしなければならないのか。いま、何をすべきか。これまでの経験と練習中でのすり合わせにより、選手のほぼ全員が同じ絵を描けていることがうかがえる。

だからこそ、石原監督は出場経験のない選手、これまで出番の少なかった選手を自信を持って投入できる。

「いまのチームはポジション争いが激しい。自分が、自分がという部分が良い形で出ている」と清家。

ひとつ間違えば、自分勝手となりかねないが、それでもフォア・ザ・チームに徹している、いまのチーム。

公式戦の連勝はもうしばらく続きそうだ。

(佐藤亮太)

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