連勝!柴田華絵、左CKから決勝弾
開幕戦から勝利から遠のき、最下位にいる浦和レッズレディースは先週5月7日(土)、ホーム浦和駒場スタジアムで行われた『2016プレナスなでしこリーグ 1部』第8節の伊賀フットボールクラブくノ一戦で、待望の勝ち点3を手にした。
この試合、浦和は0−0で迎えた70分に左CKの流れからDF高畑志帆が頭で合わせ、先制。この得点が決勝点となり、1−0で完封勝利。試合後、選手たちは涙を流し、喜びを分かち合っていた。
きょう5月15日(日)、今節もホームで公式戦を迎え、勝ち点5差で7位のジェフユナイテッド市原・千葉レディースとの対戦に臨んだ。自動降格、入れ替え戦から逃れるためにも着実に勝ち点を積み上げ、ひとつでも順位を上げたい浦和。2戦連続でホームの利を生かし、勝ち星をつかみたかった。
だが、前日練習でゲームキャプテンも務めるセンターバックのDF高畑志帆が頭部を強打。病院での検査の結果、頭部打撲と診断。大事を取って、自宅での静養を余儀なくされた。
連勝を狙い、勢いに乗りたい浦和にふりかかったアクシデントに、吉田靖監督も「(高畑は)一番声を出せて、DFラインを統率する選手。自分が監督になってから、今まで1度も彼女を代えたことはなかったので、不安はあった」と正直な胸の内を試合後に語るほど。それでも、代わって同位置に入ったDF乗松瑠華が、初めてコンビを組んだ長船加奈とともに、冷静な対応で千葉のエースFW菅澤優衣香をマークし、後半に招いたピンチもGK平尾知佳と抑えた。
浦和は、0−0で迎えた69分に左CKからゲームキャプテンを務めた右サイドハーフの柴田華絵が右足でキッカー北川ひかるのボールに合わせてシュートを放ち、先制に成功。交代選手を含めて、チームとして残りのおよそ20分間、この1点を守りきり、1−0と浦和が2試合連続で完封勝利をおさめた。
他会場の結果を受けて、得失点差でまだ最下位だが、次節の5月22日(日)、アウェイでのアルビレックス新潟レディース戦にむけて弾みのつく勝利となった。(有賀久子)
2016プレナスなでしこリーグ1部 第9節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦
日時:5月15日(日)17:00キックオフ
会場:さいたま市浦和駒場スタジアム(埼玉県)
試合終了:1ー0(前半0ー0)勝利
主審:山下良美
副審:草処和江・新妻久美
第4の審判員:池田朋代
《浦和レッズレディース》
GK:平尾知佳
DF:塩越柚歩・乗松瑠華・長船加奈・北川ひかる
MF:柴田華絵・筏井りさ・猶本光(78分→栗島朱里)・加藤千佳(73分→臼井理恵)
FW:吉良知夏・白木星(90分→後藤三知)
《SUB》
GK:池田咲紀子
DF:長嶋洸
MF:長野風花
FW:遠藤優
監督:吉田靖
□得点□
69分 柴田華絵(浦和)
◆お知らせ
『レッズプレス!』メルマガ登録受付中
・・・・・・