前節、1部昇格クラブのAC長野パルセイロ・レディースに1ー2で敗戦した浦和レッズレディースは4月17日(日)、ホームの浦和駒場スタジアムに戻り、2016プレナスなでしこリーグ 1部第4節コノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦に臨んだ。
今節は、猶本光が左足首の捻挫で欠場。ボランチは柴田華絵、長野風花の2枚となり、柴田の入っていた右サイドハーフの位置には塩越柚歩が先発起用された。左は加藤千佳。前半、風上を選び、「前半のうちに試合を決めてしまおう」そんなプランで挑んでいた。その通り、積み上げてきた形を攻撃に表現し、8分、11分と吉良知夏が絡む好機を生んだ。
だが、またも「決め切れない」という壁にぶつかる。迎えた20分、コノミヤは左CKからしっかりと得点を奪い、先制。AC長野戦同様、先制点を奪われたことの焦りが徐々に顔を出す。前半こそ0ー1と最小失点で終えたが、後半に風下に立った浦和は攻め切れなくなった。ボールをつなごうとしても相手の圧力に負けてしまう、そんな印象があって苦しかったと選手は振り返った。
62分には、最も避けたかった2失点目を食らい、より試合は難しくなった。ベンチは栗島朱里、前節に公式戦復帰した清家貴子、特別指定選手の山守杏奈を立て続けに入れ、攻撃にオプションを増やしたが、清家が「裏にボールがつながらなかった」と振り返るように、強風という試合環境も重なり、反撃を起こすまでにパスをつなげることができなかった。
浦和は71分にも失点。結果、第4節は0ー3と完封負けを喫し、勝利は次節へお預けとなった。次節はアウェイで岡山湯郷Belleとの対戦となる。(有賀久子)
2016プレナスなでしこリーグ1部 第4節 コノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦
日時:4月17日(日)13:00キックオフ
会場:さいたま市浦和駒場スタジアム(埼玉県)
試合終了:0ー3(前半0ー1)敗戦
主審:清水勇人
副審:狩野好子・矢ヶ崎瞬
第4の審判員:遠藤かおり
浦和レッズ
監督/吉田靖
《先発メンバー》
GK:池田咲紀子
DF:乗松瑠華・長船加奈・高畑志帆・北川ひかる
MF:塩越柚歩(63分/→栗島朱里)・柴田華絵・長野風花・加藤千佳(70分/→山守杏奈)
FW:吉良知夏・後藤三知(65分/→清家貴子)
《SUB》
GK:平尾知佳
DF:臼井理恵
MF:筏井りさ
FW:白木星
□得点□
20分 佐藤楓(コノミヤ)
62分・71分 成宮唯(コノミヤ)
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