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試合レポート|2016プレナスなでしこリーグ1部レギュラーシリーズ第2節・アルビレックス新潟レディース戦=ポイント|レッズプレス!!

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2016プレナスなでしこリーグ1部レギュラーシリーズ第2節・アルビレックス新潟レディース戦=ポイント

サイドチェンジ、有効的に使えず
4月3日(日)、今季初戦となるホーム・さいたま市浦和駒場スタジアムに2189名のサポーターが集結した。2016プレナスなでしこリーグ 1部第2節・アルビレックス新潟レディース戦は0−0で迎えた64分、前半から度重なるファウルで与えていたFKから新潟Lの先制点を許すと、82分には浦和の左サイドを突破され、最後はDFとGKが重なり、オウンゴール。結果、0−2の完封負けを喫し、今季初勝利はお預けとなった。

公式記録によると、直接FKは計10本。正確なキックを持つ、なでしこジャパンMF上尾野辺めぐみがいる新潟Lを相手に、吉田靖監督は「無駄なファウルが多かった」と反省する。1失点目は混戦からクリアし切れず、新潟FW大石沙弥香に押し込まれた。

前半は、浦和も新潟Lの組織的な「4−4−2」のシステムの裏をかくように、DFの背後を狙い、攻撃を仕掛けていた。18分、ボランチ猶本光からの縦パスが2トップの1人である吉良知夏に入り、ペナルティエリアに進入するもブロック。吉良はピッチへ倒れたが、ノーファウルに終わった。

後半キックオフ。0−0のまま、拮抗(きっこう)した試合内容は続く。だが、後半は新潟が攻勢を仕掛け、リズムは徐々に新潟Lのものへ。浦和陣内でプレーする時間を延ばしていく。

58分、浦和ベンチは筏井りさを下げ、塩越柚歩を投入。それでも推進力を高めることはできない。塩越は「相手のペースに飲まれていた」と振り返る。自陣に押し込まれる中で浦和はFKを与え、64分、新潟Lのキッカー・上尾野辺のボールに複数の選手が関与し、混戦からシュートを流し込んだ。

失点を喫したことで、ベンチは67分に栗島朱里を下げ、長野風花を投入。72分に後藤三知に代わり、白木星を投入した。しかし、特長を出し切れないまま、終了間際の82分、浦和の左サイドを突破され、オウンゴールへ。0−2と差が広がり、浦和はお手上げ状態となった。

相手はしっかりとボールサイドにスライドし、守備を固めてきた。浦和がもう少しサイドチェンジを有効的に使うことができていたら、逆サイドに生まれたスペースを生かせただろう。また、ボールを奪っても、ゴールに遠い位置のため、ここにボールを運ぶ場面が目立った。全員が同じ意識を持ち、連動した動きを見せなければ、この展開は生まれない。

浦和は0−2完封負けを喫して未勝利。吉良は次節のAC長野パルセイロ・レディース戦での勝利を誓う。(有賀久子)

2016プレナスなでしこリーグ1部 第2節 アルビレックス新潟レディース戦
日時:4月3日(日)13:00キックオフ
会場:さいたま市浦和駒場スタジアム(埼玉県)
試合終了:0−2(前半0−0)
主審:梶山芙紗子
副審:坊薗真琴・草処和江
第4の審判員:山下良美

浦和レッズ
監督/吉田靖

先発メンバー
GK:池田咲紀子
DF:乗松瑠華・長船加奈・高畑志帆・北川ひかる
MF:柴田華絵・栗島朱里(67分→長野風花)・猶本光・筏井りさ(58分→塩越柚歩)
FW:吉良知夏・後藤三知(72分→白木星)

SUB
GK:平尾知佳
DF:長嶋洸・遠藤優
MF:加藤千佳

□得点□
64分 大石沙弥香(新潟)
82分 オウンゴール(新潟)

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