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試合レポート|2016プレナスなでしこリーグ1部レギュラーシリーズ第1節・日テレ・ベレーザ戦=監督&選手コメント|レッズプレス!!

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2016プレナスなでしこリーグ1部レギュラーシリーズ第1節・日テレ・ベレーザ戦=監督&選手コメント

《吉田靖監督》
(74分に)同点とされて悔しいが、チャンピオンチームに引き分けは決して悪いゲーム内容ではない。前半から飛ばしたが、徐々に日テレ・ベレーザの強さであるボールの支配が始まり、苦しい時間が続いた。それでも粘りある守備で対応していた。1失点は仕方がないと思っている。(失点よりも)もう少し攻撃力をつけて、もう1点、2点取れるようなチームにしたい。

戦略的に前半から飛ばし、その中で点を取り、後半は何とか守りきることを挙げていた。ベレーザの力を出させないため、相手にボールを動かされる前に前からできるだけ(パスコースを)制限することが試合のポイントだった。前半は良い奪い方を見せ、最初は浦和が相手を押していた。できたら、もう1点取れれば違うゲームになっていたと思うが、なかなかそういう風には行かないものだ。

新加入選手もいるが、僕自身は手応えを感じている。(得点の場面は)最後の場面もそうだが、練習でやってきたことが出ている。さらに精度を高めていきたい。(ボランチ起用の)栗島朱里は途中で足をつって心配したが、非常に良い守備をした。今季はボランチの2人が並び、お互いがバランスを取りながらプレーする形になっている。

そして、サイドバックがより攻撃に進入するように心掛けている。そういう能力がある2人なので。(攻撃のバリエーションは)その両サイドバックに攻撃的な力があるので、昨季よりはバリエーションが増えている。あとは決定的な形を作るところで、猶本光や吉良知夏にはある程度、決定的な仕事をしてもらいたい。そういう能力がある選手だから。

《キャプテン後藤三知》
(先制点は)空いているコースにシュートした感じ。スタートから自分たちが積極的に前から守備をし、相手の良さをなるべく出させないという狙い通りのプレーができていたが、途中から少し(選手間の)距離が広くなり、ボールを奪って攻撃につなげられなくなった。

そこから試合全体で押し込まれる時間帯や、相手がボールを持っている時間が長いゲームになってしまった。ただ、粘り強く戦って最少失点に抑えられたことや、(押し込まれる中で)何度かシュートや相手コートでの攻撃の仕掛けを見せられた点は良かった。90分間にわたって、自分たちの時間帯を増やすためにも、相手のボールを奪って自分たちのボールにして動かすところをもっとトレーニングで積み重ねていきたい。

(先制点後の流れは)本来、点を取った後に追加点を取ることができたら良かったが、簡単には、そうさせてはもらえない相手だった。今の自分たちの最大限を出したのが、きょうの結果だと思う。そのレベルをトレーニングから上げていくしかないと思った。

《北川ひかる》
開幕戦ということで、いろいろな気持ちがあった。自分は強い気持ちをもって、サイドを割らせないようにプレーしようと思ったが、それはできたかなと思う。課題としては、攻め後半待っている時に慌ててプレーしてしまうことがあるので、そこでもボールをつなげられたらと思う。

(いろいろな思いとは)昨季の成績が良くなかったので、最初から1位を取りに行くという気持ちを持ったり、サポーターの人たちの声援に応えたいと思ったり、そういう思いを持ってピッチに立った。(後半に負傷したようだが)足は大丈夫。膝と膝がぶつかり、その瞬間は厳しかったが、交代したくない思いがあった。(監督から「出られるか」どうか声が掛かっていたが)焦らされた感もあるが(笑)、あの声があったからこそ、出られたと思う。

《猶本光》
(狙い通りのプレーができたのは)前半の最初だけで、相手にうまくプレッシャーを外されることが多かった印象。チームとして狙いのボールの動かし方はできていなかったので、ボールを奪ってもすぐに守備になってしまった。もっとみんなで動きを共有し、チャレンジしないと。ミスは起こると思うが、安全に前に蹴っていることが多かった。

きょうは(後藤)三知さんが点を取ってくれたが、その後に危ない場面もあったし、1点だけでは勝ち切れない試合が増えてくると思う。より多くのチャンスを作るには、自分たちがボールを保持して勇気を持ってボールを動かさなければいけないと思う。浦和のサイドバックは縦への推進力があるので、そこを生かすにはフリーでボールを持たせてあげなければ、いけない。そこも、きょうはチームとしてできていなかった。(次節のアルビレックス新潟レディース戦は)昨季までと同じようにやっていたら、(昨季までのように)勝率は良くないと思う。同じやり方ではなく、もっと上を目指すために、みんなで挑戦したい。

《栗島朱里》
(ボランチは)本職の位置。自分がマッチアップする選手にはプレーさせないようにと、前半から強く守備へ行った。早い時間帯にチームで狙いとすることが形になって良かった。(ボランチの並列の良さは)後ろへのサポートの部分で、ビルドアップの時に厚くなるし、前にボールが入った時にもサポートへ入れるので、チーム全体のバランスは良くなったかと思う。

きょうも勝ちたかったし、悔しいが、気持ちを切り替え、次こそ勝ちたい。(課題は)追加点。自分たちがもっと主導権を握り、練習でも行っているビルドアップの部分でビビらずにチャレンジし、ボールをつなぐことがやれれば、もっと自分たちの時間帯は多くなったと思う。きょうは早く1点を決めることができた。そこで追加点も奪えれば、相手も変わったと思う。これからは追加点を狙っていきたい。

(サイドバックの生かし方は)浦和の起点になるところなので、両サイドバックが気を使わずに前線へ上がれるようにカバーリングなどを意識してプレーした。

《筏井りさ》
疲れた。守備しかしていない。攻撃はほぼしていない。何回かボールを持った時にもう少し精度を高くできればと思う。2点目が取れれば流れが全然違う。(新潟L戦は)苦手なイメージがあるみたいだが、練習試合でも点を取れているし、もっとできると思うので勝ちに行きたい。

《塩越柚歩》
(練習試合などで)交代でプレーさせてもらっていたので、試合に出るかもしれないという気持ちはあった。心の準備など良い準備はしていたが、いざとなったら緊張した。監督からは「守備も攻撃も積極的にやれ。運動量だぞ」と言われていたので、思いきりプレーしようと思ってピッチに入った。走ることも意識した。後半アディショナルタイムでクロスボールを上げたところも、思いきって縦に仕掛けようと思ったことがチャンスにつながったので、これからも仕掛けていきたい。

1人がニアでつぶれてくれたので、奥で華さん(柴田華絵)がフリーになれた。自分は、GKとDFの間に良いボールを入れられたと思う。少しは自分の自信になった。

(有賀久子)

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