(有賀久子)
熱戦希望!WEさいたまダービー!目指せ5,000人集客
11月17日(日)、14時。三菱重工浦和レッズレディースは、WEリーグ第9節・大宮アルディージャVENTUS戦に臨む。今シーズン初めてのさいたまダービーは【さいたま市民サンクスマッチ】として、クラブ史上初のリーグ5,000人集客を目指す1日だ。
“レッズレディースの試合を見て頂きたい”
この言葉だけでは具体的ではない。レッズプレス!!的の注目のポジションは、左サイドハーフだ。攻撃的ポジションを担う選手は……固定されていない。そこがポイントである。
高塚映奈、角田楓佳、丹野凜々香、藤?智子ら若手選手が、今、このサイドハーフのポジションをかけ、研鑽に励んでいる。サンフレッチェ広島レジーナ戦後、楠瀬直木監督に「このポジションは良い競争が出来ているのか。それとも監督として、一歩抜ける選手に出てきてもらいたいのか」と尋ねた。
楠瀬監督は「あのポジションは、若い子たちで、たぶん、“次は誰が入るのか”と競争していると思う。(起用に関しては)その時に調子が良い選手であり、今回の広島戦では、守備と考えると、高塚がすごく運動量を出してくれるので(起用した)。おっしゃる通り、あそこは競争する場所だと思います」と語った。
トップチームでは、サンフレッチェ広島戦で先制点を決めた松尾佑介が「きょう、良い試合をしたからといって、次に出来なければ、立場は危うい。常に貪欲にプレーしていきたい」と話していたが、レッズレディースにも言えること。
S広島R戦で先発に指名された高塚は「自分的に運動量も出せて、チャンスの場面も作れた。持ち味を出せたので続けていけたら。あとは、点を決めるところまでいけたら」と手応えと、他の選手よりも一歩前に出るための課題を挙げた。
アピールは練習しかない。「1週間で、より強みを、練習でもっと出していって、どんどん定着できるように頑張っていきたい。試合に出始めたところなので、意識する。みんな、それぞれにプレースタイルや持ち味が違うけれど、越えていけたらなと思っています。練習でしか出せないので、そこをもっともっとやって、意識していきたい」と話す。
さぁ、日曜日のさいたまダービー・大宮アルディージャVENTUS戦では、誰が先発の座をつかむのか。今回紹介した左サイドハーフのみならず、S広島R戦でセンターフォワードとして活躍した高橋はなは、今節もFWなのか、それともセンターバックになるのか。ベンチスタートになりながら、途中出場でゴールを決めたFW島田芽依も、ポジションは譲れない気持ちがある。なでしこジャパンの遠藤優、塩越柚歩も要チェック。
スタジアム外では、レディアファミリーの来場や日本代表やオリンピックチームを支えた西芳照シェフのキッチンカーもスペシャル出店!AFC女子チャンピオンズリーグで選手たちが頬張ったカレー、フォーが登場する。試合前から企画盛りだくさんの日曜日、ホームの浦和駒場スタジアムにお越し下さい。
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