5000人集客を目指す、さいたまダービー!
キーワードは『5,000人』。11月に控える4試合のホームゲームを前に、三菱重工浦和レッズレディースは、観客動員数の具体的な数字を掲げた。
11月17日(日)に浦和駒場スタジアムで開催される、“さいたまダービー”大宮アルテ?ィーシ?ャVENTUS戦をPICK UP MATCHとし、クラブは、5,000人集客を目指す。
目標の数字を打ち出すことで、ファン・サポーターは、クラブが達成にむけて、どんな策を講じようとしているかを見ることができるだろう。REX CLUBのREX TICKETは、26日(土)10時から、一般販売は翌27日(日)10時から始まる。
まず、グルメイベント情報としては、AFC女子チャンピオンズリーグ(以下、AWCL)のグループステージ首位通過に、絶大なパワーを注いで頂いた西芳照シェフが来場し、キッチンカーを出店することが決定した。メニューがまた最高だ。SNSで何度も目にしたであろう、選手たちが頬張っていたフォーや試合後のカレーが販売予定だという。
さらに、十万石まんじゅうとのコラボ企画。INAC神戸レオネッサ戦で実施された『2024-25 十万石QUEENは誰だ!』の投票によって『十万石QUEEN』が決定し、商品販売が予定されている。
今週末に販売開始となる観戦チケットは、この日を『さいたま市民サンクスマッチ』として、ホームタウンにお住みのさいたま市民の方々をはじめ、小中高生のチケットの価格が500円で販売となる。
会場では、ユニフォーム型のステッカーが配布されるほか、REX CLUB会員限定のウオーミングアップ見学、試合後の小中高生限定のハイタッチイベントが予定されている。
ホーム開幕戦のINAC戦で、3,551人。5,000人という数字が、クラブにとってチャレンジであることは間違いない。過去、レッズレディースは、WEリーグのホームゲームで5,000人以上の来場者数を達成したことがないのだから。
この事実を驚きと捉えるか、厳しい現実と受け入れるか。少なくともクラブは危機感を覚えている。開幕前、レッズレディースの藤倉佳子本部長は「“レッズ”という優位性が全くなくなっている」と語っていた。そして「日頃からレッズに関心のあるREX CLUB会員を中心にプロモーションをかけていきたい」とターゲットをしぼった。
と同時に、三菱重工浦和レッズレディースの魅力を高め、発信することにも力を入れている。レッズファミリーとなって、20周年。今シーズンは【Beyond WE みんなで想像の先へ】という新しいビジョンを掲げ、“誰よりも強く楽しくかっこよくいるのがレッズレディース”、と言語化したのも1つだ。
4年目のWEリーグは、変化を伴うシーズンである。まず、組織が変わった。チェアの座に、Jリーグの野々村芳和氏が就いた。そして、選手の顔ぶれも。パリ・オリンピックを経て、なでしこジャパンを中心に、選手が次々に日本を発った。
ただ、変化には、チャンスも生じるもの。レッズレディースで言えば、得点王でMVPに輝いた清家貴子が移籍した穴を、島田芽依であったり、藤?智子、新生なでしこジャパンに追加招集された塩越柚歩、高橋はながゴールを決め、攻撃パターンも多彩になった。AWCLでも若手選手を含め、大量ゴールを奪った。
そうやってチームは強くなっていく。2024-25のレッズレディースは、現在しか見られない。是非、この機会にレッズレディースが戦う姿をご覧下さい。